【ウェアラブルテック15】ロボットと対話…メディアのパラダイムシフトの可能性 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【ウェアラブルテック15】ロボットと対話…メディアのパラダイムシフトの可能性

ウェアラブル ビジネス
Wearable Tech Expo in Tokyo 朝日新聞社メディアラボ竹原大祐氏による基調講演「未来メディアプロジェクト」 (2015年9月7日、東京・有明)
Wearable Tech Expo in Tokyo 朝日新聞社メディアラボ竹原大祐氏による基調講演「未来メディアプロジェクト」 (2015年9月7日、東京・有明) 全 10 枚 拡大写真
「ニュースは音声と相性がいいんじゃないか」――朝日新聞社メディアラボの竹原大祐氏はウェアラブルテックエキスポ2015の基調講演で、ロボットと共存しメディアがパラダイムシフトするイメージを、パーソナルロボットPepper(ペッパー)とユーザーとの会話を例に紹介した。

高校生たちが見学するなかで、朝日新聞の記事をペッパーに読ませてみる。すると、新聞記事独特の単調な文面のせいか、ペッパーが身振り手振りで語っても、退屈な感じが否めない。「高校生たちは、みんな寝ちゃう。ただ新聞記事を音声に変換して伝えるというのでは難しいと感じた」と竹原氏。

そこで、ペッパーに会話型の人工知能を加えてみて、対話するなかで新聞記事の内容を短いセンテンスごとにペッパーが言葉にすると自然な会話が生まれだす。「暑いね」とユーザーがペッパーにたずねると、ペッパーは連日猛暑を伝える記事のなかから、適切な情報だけをワンセンテンスで返してくれるという具合だ。

竹原氏は、「ロボットがいろんな要素をつむいで、ワンセンテンスで話してくれると、よっぽど自然な会話になる。こうした観点に立って、情報を集めるメディアとしては、研究を重ねていかなければならない。ポンとセンテンスが出てくるようになると、メディアのパラダイムシフトが起こるだろう」と語った。

《大野雅人》

≪関連記事≫
≫貴重な水着ショットも披露!「もはや高校生には見えない」大人っぽい池江璃花子、沖縄・石垣島の海を満喫

≫ケンブリッジ飛鳥と滝沢カレンが似てる?リオ五輪時から密かに話題だった

≫レアル所属・中井卓大ってどんな選手?…「リアルキャプテン翼」と呼ばれた少年時代

関連ニュース