イチローの4安打に賞賛の声「マーリンズに活力を与えている」

マイアミ・マーリンズのイチローは5月23日、本拠地で行われたタンパベイ・レイズ戦に1番・左翼手で先発出場し、5打数4安打、1打点の固め打ちを見せた。メジャー通算53度目の4安打に、現地のファンやメディアからも賛辞が止まらない。

メジャーリーグ公式サイト『MLB.com』は、この日の活躍を「42歳のイチローがマーリンズに活力を与えている」と伝えた。クリスチャン・イエリッチが背中の違和感で欠場を続けるなか、その穴を埋める活躍を特集した。

ドン・マッティングリー監督もイチローの活躍について、「それは彼がここにいる理由の一部だ」と話している。

「彼は我々にとって完璧な存在だ。常に自分の立場から準備ができている。彼は我々みんなのリーダーだ」

『FoxSports』は、この試合でイチローのメジャー通算安打が2960本になったことを伝え、1900年代初頭に活躍したサム・クロフォードの記録に迫っているとした。どうしても周囲は過去の大選手と比較してしまうが、イチロー本人は「自分の準備に集中している」と話す。

「勉強している時間もないし、毎日プレーできるわけでもない。ほかにやらなければいけないことがある」

最近3試合で13打数10安打のイチロー。この活躍にマーリンズ公式ツイッターも、「イチロー、あなたは実在の人物ですか？」と驚きを表現した。

42歳にしてなお若々しいプレーを見せるイチローに、「あなたは生ける伝説だ」「今からでもオールスター投票に間に合うぞ！」「今季中の3000本安打が見えてきた」とファンも注目している。