川淵三郎「僕の悪口でもマシ」…バスケットボール記事の少なさに苦笑 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

川淵三郎「僕の悪口でもマシ」…バスケットボール記事の少なさに苦笑

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Bリーグが日本バスケットボール協会会長を退任する川淵三郎にサプライズ企画(2016年6月27日)
Bリーグが日本バスケットボール協会会長を退任する川淵三郎にサプライズ企画(2016年6月27日) 全 6 枚 拡大写真
6月25日付けで日本バスケットボール協会会長を任期満了で退任した川淵三郎氏。27日に行われた男子プロバスケットボールリーグの『B.LEAGUE(Bリーグ)』によるサプライズ企画で筆を手に取り、Bリーグへの期待を漢字一文字で表現した。

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まず、任期中を振り返って漢字一文字で表現。

『克』

「克己心というか、己にも勝つし、バスケットボール界の今までのゴタゴタにも打ち勝つ。そういった気持ちを秘めて、冷静に改革を図っていこうという、克己心の『克(かつ)』ですね」

続いて、Bリーグへの期待を込めて漢字一文字で表現。


『夢』

「Bリーグで多くの子どもたちに夢と希望と感動を与えたい。やっぱり夢を叶えるBリーグになってほしい」

Bリーグの大河正明チェアマンは川淵氏の書いた『夢』を見て、「(川淵氏に)色んな物語の助走の所を作ってもらって、ここから本格的な物語が始まるんだろうなという気持ちでいる。今まで川淵さん中心で我々が耕してきたものを、今度は主役が選手になる。選手がBリーグを盛り上げてくれる。この川淵さんの気持ちを汲み取って、盛り上げてくれるようになるのかなと夢を持って期待してやっていきたい」と意欲を見せる。

「克の方は、己に勝つ。ライバルは自分自身、敵は自分自身かも知れない。バスケット界自身に色んな問題があって、そこを克服してもっともっといい組織にしたい」と大河チェアマンは続ける。

川淵氏は今回のサプライズ企画を支えた広報の女性をまず讃えて、集まった報道陣に向けて感謝の気持ちを語った。

「私のためにというか、Bリーグ、バスケットボール界のためにこれだけ多くの皆さんが来てくれたことに感謝しています。普通、こんなことにアホらしくて行けるかという人もけっこういるだろうと思う中で、これだけの人が集まっていただいたそのことに対して心から感謝しています。(テレビや新聞などに)バスケットボールの記事はどうしても少ないので、僕の悪口でも出た方がまだマシかなと。どこかが最近書き始めましたが(笑)、それもいいかと余裕を持って、僕の悪口を書いた記事も見るようになりました。できるだけどんな記事でも、書いてもらえる方がバスケットボール界にとってはプラスになる」

そして、まだリオデジャネイロ五輪出場の可能性が残されている男子バスケットボール日本代表について言及。五輪出場となれば40年振りの快挙だ。

「三屋(裕子)会長にも大河副会長にも、(出場が決まったら)金メダル獲ったくらいの報奨金を出せと言ってある。これは絶対に、彼らがオリンピックに行ったら報奨金をしっかり出してあげたいなと。これは僕の最後の遺言です。女子チームには『私たちはお寿司だけか』と言われそうなんですけど(笑)」

最後の遺言が実行されるよう、男子バスケットボール日本代表は7月にリオデジャネイロ五輪世界最終予選に挑む。

《五味渕秀行》

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