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【GARMIN vivomove sports インプレ後編】健康維持・増進にウォーキングは侮れない!

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高級クォーツ時計に見えるがライフログ機能が仕込まれている
高級クォーツ時計に見えるがライフログ機能が仕込まれている 全 12 枚 拡大写真
アスリート向けのライフログバンドをカジュアルな腕時計タイプにデザインして新登場した「vivomove sports(ヴィヴォムーブ・スポーツ)」。一目でわかりやすいシンプルなステップバーが文字盤の左側に、動きがない時間を表示するムーブバーが右側にあって、それらをチェックすることで毎日の活動量が分かる。

◆vivomove sportsに合うアクティビティは「ウォーキング」

前・中編とvivomove sportsのシンプルだがベーシックな機能を紹介したが、これを使って健康維持・増進は具体的にどうすればいいのだろう?心拍モニターやGPSが搭載されたマルチスポーツウォッチとは異なる使い勝手があるはずだ。やはりそれは人間の基本的な動作となる「ウォーキング」をすることを提案し、「継続する」というモチベーションとなるアイテムであり、こういう活用法がいいと思うのだ。

それでは健康維持・増進を達成するには1日どれだけ歩けばいいのだろう?そんな質問もあるだろうが、明確な数値による回答はなく、パーソナルな周辺環境にマッチした無理のない目標設定をすることが重要となるのではと確信している。「歩くことだけで健康になるなんて信じられない」と思うかも知れないが、スポーツジャーナリストとして30年以上の取材活動を続けてきたボクは、それは「できる」と確信している。これまで多くの有識者から証言を得ているし、ボクも身をもって体感している。

フリーランスになって自宅で仕事をし始めたらいきなり太った。やはり日ごろの通勤でイヤだけれども歩けばそれだけでフィットネスになる。自宅から最寄り駅へ。下車して会社まで。そして往復なので2倍。1日1万歩はいくはずで健康維持としてはある程度いい感じの歩数だ。クルマ通勤や移動に頼る地方都市の人のほうが歩数は伸びないので、もっと積極的にウォーキングする必要があるのは明白だ。

◆昨日の自分を超え、より健康的な自分へ

vivomove sportsの素晴らしい機能の1つに「1日のターゲット歩数」というものがある。購入時にはデフォルトでその数値が固定されているが、それをクリアしたら自動的にターゲット歩数が増え、クリアできなかったら減る。つまり毎日が「昨日の自分を超える」ことが目標となるのだ。さらに面白いのはスマホの「GarminConnect mobile(Android/iOS)」アプリ、あるいはパソコンのクラウドサイト「connect.garmin.com」でターゲット歩数を自由に設定することができること。言い換えれば目標は自分にとって無理のないハードルに設定できるということなのである。

フィットネスを目的とする場合、有酸素運動のひとつであるウォーキングをすることが手っ取り早い。アスリートにはほど遠いかも知れないが、持久系スポーツのひとつである。カラダの末梢の血管まで酸素を送り込んで細胞を活性化させるためには、息がはずまない程度の運動を長く続けることが重要だ。あくまでものんびり、それぞれの体力レベルに応じて運動強度を調節できるウォーキングは筋トレやボールゲームよりも効率的だ。

◆シンプルな機能だからこそ長続き

有酸素運動をやり始めてしばらくは、血液中に蓄えられたグリコーゲンを燃やして筋肉を動かすエネルギー源としていく。ところがおよそ30分でそれは枯渇してしまうので、30分を経過すると体内では酸素を活発に血液中に送り込み、体内に貯えられた脂肪をエネルギーに置き換える働きをするようになる。

このときの運動の強さは息が「ハアハア」とはずまない程度。心拍数が高すぎると大きな血管ばかりに血液が循環するので、毛細血管に血がめぐらないのでうまく脂肪からエネルギーを引き出せない。もちろんウォーキングで「ゼイゼイ」することはないのでシニア世代にも安心。ウォーキングによるフィットネスはこの運動強度を低いレベルで調節できるのがいいところ。レベルが低ければそれだけ長時間継続できるということ。フィットネスに求められるのは運動の強さではなく継続時間であるのだ。

vivomove sportsの目標ステップに対する達成率はいわゆる万歩計としてのシンプルな機能で、それだけでも日々のモチベーションになる。目標歩数は達成を重ねるとどんどん高いレベルになっていくので、歩きが少なかったときは帰宅時に散歩するなどしてカロリー消費を促進するなど活動力アップにつながる。目標の達成状況や合計ステップに応じてバッジを獲得できたり、友人や家族間でステップ数を競えるスコアボードがあるので、毎日楽しみながら続けられる。

《山口和幸@レスポンス》

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