無料で伊豆大島の2泊3日サイクリング体験…魅力を感じる東京都の事業 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

無料で伊豆大島の2泊3日サイクリング体験…魅力を感じる東京都の事業

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美しい海岸線サンセットパームライン。ブルーラインはアジア選手権や全日本選手権で採用されたコースを示すものだ
美しい海岸線サンセットパームライン。ブルーラインはアジア選手権や全日本選手権で採用されたコースを示すものだ 全 11 枚 拡大写真
伊豆大島の三原山に上る御神火(ごじんか)スカイラインに、モニターツアーの公募で選ばれた一般参加招待80人、大島在住サイクリスト20人、メディア10人の合計110人が参加した。

2泊3日のサイクリング参加ツアーは交通費や宿泊、食事がすべて無料。東京都の「平成28年度地域資源発掘型実証プログラム事業」の一環として実施された。過去にも開催され、そのお得感から知る人ぞ知る存在のツアーで、賢く利用して大きな満足を得られた参加者は、サイクリングパラダイスとしての伊豆大島を満喫した。

往復の大型船乗船料、大島島内輸送経費、宿泊経費、そして合計5回の食事がすべてタダ。イベント参加者保険や御神火温泉入浴券もつくという夢のような体験ツアーだ。

土曜日深夜に都内の竹芝フェリーターミナルを出発する大型船に乗り、日曜日早朝に伊豆大島へ。朝食を提供された後はヒルクライム大会に参加し、三原山山頂駐車場にフィニッシュしたあとは地産地消のバイキングで腹ごしらえ。

岡田港には午前5時に到着するので、まる1日サイクリングできるのがうれしい

その日の午後はフリーで、大島一周にチャレンジするサイクリストも多かった。ホテルに宿泊した翌日の月曜日は、島内を一周する走りごたえのあるコースに挑戦するか、のんびりと走るグルメライドに参加する。

最後は自転車を輪行袋に収納して温泉で汗を流してから、午後1時半に出発する竹芝行き大型船に乗り込む。到着が電車の帰宅ラッシュとなる時間帯となることから、フェリーターミナルで自転車を組み立てて自宅まで走って帰る参加者が多かった。

元町港のフェリーターミナルから出発

東京都の事業の一環で無料ツアーという形式を実現させた。伊豆大島観光復興のシンボルとして自転車ヒルクライムイベントを開催し、このイベントを通じ東京都心からアクセス抜群のサイクルアイランド伊豆大島の魅力を広く発信したいという趣旨と目的だ。

大会はレースではなくサイクリング形式で実施し、タイム計測は行われなかったが、激坂のルートはこの日の猛暑も手伝ってかなりの難易度。途中2カ所に設置された給水ポイントに救われた。

参加者にはすでに数回エントリーしているというリピーターも多く、多数の応募の中から当選した。船旅と交通量の少ない島でのんびりとサイクリングする魅力にとりつかれ、別の機会に仲間と一緒に伊豆大島に自転車を持ち込むこともあるという。

《山口和幸》

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