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JFA、若手育成にナイキアカデミーのトレーニングメソッド導入…次世代選手の強化へ

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日本サッカー協会がユース育成にNIKE ACADEMYのトレーニングメソッドを導入(2016年10月21日)
日本サッカー協会がユース育成にNIKE ACADEMYのトレーニングメソッドを導入(2016年10月21日) 全 3 枚 拡大写真
日本サッカー協会(JFA)は10月21日、ナイキジャパンの協力のもと「NIKE ACADEMY (ナイキアカデミー)」のトレーニングメソッドをユース育成のプログラムに導入することを発表した。

JFAはユース育成として「JFA Youth & Development Program(JYD)」を実施している。今回、ナイキアカデミーのトレーニングメソッドを導入することで、次世代選手を育て、より成長させる。

JFAの田嶋幸三会長は、「世界のサッカー、特にユース年代のサッカーは毎日進歩しています」と語る。

「ナショナルチームも多くの若い選手、18、19の選手が入っている国も珍しいことではありません。そういう若い世代が台頭しています。そのなかでU-16の日本代表がインド・ゴアで行われたAFC選手権において、来年のU-17のワールドカップの出場権を得たということは2大会ぶりです。そして昨日行われた(AFC U-19選手の)カタールとの試合で3-0で勝って一次予選を突破した。次勝てば、世界選手権のU-20に臨める。我々としてはホッとしています。このU-19、U-16の世代が2020東京オリンピック、そしてその次のワールドカップ、もしくはロシアに出てもおかしくない。こういう選手たちが次々と育つように、そしてU-12や15といった選手がもっともっと出てくるように我々はユースの育成の改革に努めています」

JFAの田嶋幸三会長

そこからナイキアカデミーのトレーニングメソッドの導入へとつながった。『NIKE ACADEMY TOKYO supported by JYD』として、11月19日より展開していく。

ナイキアカデミーは2009年に世界で戦えるフットボールプレーヤーの育成を目的にスタートし、イングランド代表の本拠地であるセントジョージズパークを拠点に、全寮制で日々トレーニングを行っている。これまで189名の選手が参加して、60名以上がプロチームとの契約を結んでいる。

日本からもナイキのスカウトプロジェクト「NIKE MOST WANTED」の審査を通過した波田野海(かい)選手がナイキアカデミーでトレーニングをしている。

イングランドのナイキアカデミーでコーチを務めるエドゥワルド・オリベイラ氏はトレーニングについて、「スピードにフォーカスしている」と話す。

「フットボールゲームのなかでのスピードとして、周りを見極める速さ、判断する速さ、行動に移せるスピードが大切。そのためにゲームを見渡せる、チームの動きや相手の動きを見返せる、そういう判断を自分の決断で動けることに力を入れています」

また、明確に目的を持ちゲームを念頭に置いてトレーニングすること、方法論だけでは十分ではないこと、メンタル面も重要なことを語った。

NIKE ACADEMYのエドゥワルド・オリベイラ氏

ナイキジャパンは11月19日よりNIKE FOOTBALLアプリのメンバーであれば参加できる『NIKE ACADEMY TOKYO supported by JYD』トレーニングセッションを開始。2017年度は特別トレーニングや海外遠征も予定している。

《五味渕秀行》

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