自身のSNSに載せた動画内でロズベルグは、今シーズンの応援に感謝。ファンのサポートを喜んだが、「だけど同時に今年は究極にタフな1年でもあった。本当に僕が持っているすべてを出し尽くした。やり残したことは何一つないから、来年も同じことをする気にはなれないんだ。だから今日、宣言することに決めた。ここでレースを辞めるということをね」と引退を発表した。
Dear fans, thx for your support over the years! pic.twitter.com/RDSQgGjFY8
— Nico Rosberg (@nico_rosberg) 2016年12月2日
「とにかく自分の気持ちに従ったんだ。人生は一度きりしかない。僕の心がこうしろと語りかけているし、それが完璧に正しいと感じるばかりだ」
この動画を公開したあと、表彰式に参加したロズベルグは、改めて今シーズン限りの引退を宣言した。
「総合優勝したら引退するつもりだったが、本当にできるかは分からなかった。でも、実際に優勝して引退できて幸せだ。総合2位だったら諦めずに間違いなく来シーズンも続けていただろう」
6歳でレースを始めてから25年間、F1の世界チャンピオンだけを目指してきたと半生を振り返るロズベルグ。その夢に到達したいま、再び究極にタフなシーズンに戻る気にはなれないと穏やかに語った。