フェデラーが全豪7年ぶり5度目の制覇、激闘を演じたライバル称える「引き分けでも良いと思った」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

フェデラーが全豪7年ぶり5度目の制覇、激闘を演じたライバル称える「引き分けでも良いと思った」

スポーツ 短信
ロジャー・フェデラー対ラファエル・ナダル(2017年1月29日)
ロジャー・フェデラー対ラファエル・ナダル(2017年1月29日) 全 3 枚 拡大写真
全豪オープンテニスは1月29日に男子シングルス決勝が行われ、第17シードのロジャー・フェデラーが第9シードのラファエル・ナダルを6-4、3-6、6-1、3-6、6-3で下し7年ぶり5度目の全豪制覇を成し遂げた。

第1セットは互いにサービスキープが続き、第7ゲームでブレークに成功したフェデラーが先取。第2セットに入ると一転してナダルが主導権を握る。スピンを効かせたフォアハンドでフェデラーのバックハンド側を攻め、速い攻防に持っていきたいフェデラーに対して遅いボールを交えながらスピードアップさせない。

第3セットに入ると再び試合はフェデラーのペース。第1ゲームで3度のブレークポイントを跳ね返してキープすると、直後の第2ゲームでブレークに成功した。

第4セットはナダルが第4ゲームでブレーク。セットカウント2-2に追いついて勝負はファイナルセットにもつれ込む。

第5セットでは第1ゲームでナダルがブレーク。フェデラーは1-3とリードを許すが、ここから5ゲーム連取で頂点まで駆け上がる。試合途中にメディカルタイムアウトを取り脚に不安もあったが、第8ゲームでは26回のロングラリーを制した。


5シーズンぶりにグランドスラムを制し、男子シングルス史上最多18度目の優勝を飾った試合後、フェデラーはナダルを称え、ともにカムバックを果たしたことを喜んだ。

「ラファを祝福したいと思います。素晴らしいカムバックを果たしました。5ヶ月前にはふたりとも全豪オープンの決勝で会うなど思っていなかったと思います。テニスはタフなスポーツです。引き分けはありません。もし引き分けがあったなら、ラファと分かち合っても良いと思いました」


対するナダルは惜敗に悔しさをにじませながらも、表彰式では笑顔でフェデラーを祝福した。

「また戻ってきたいと思います。準優勝のトロフィーも素晴らしいですが、是非あっち(優勝トロフィー)を手にしたいと思います。今日はロジャーのほうが僕より一枚上手でした」


レジェンド対決となった決勝戦にテニスファンからは、「ファイナルセットのフェデラーは間違いなく王者だった」「フェデラーおめでとう!ナダルも最高に格好良かった」「フェデラー強すぎ。ナダルのスピンもえぐい」「フェデラーすごいとしか言えない」「フェデラーとナダルが復活してくれたのは嬉しい」「フェデラー対ナダルめちゃくちゃおもしろかった」などの声が寄せられている。

《岩藤健》

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