女将(女性支配人)と女性スタッフで注目される東横インの戦略 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

女将(女性支配人)と女性スタッフで注目される東横インの戦略

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東横インの黒田麻衣子社長
東横インの黒田麻衣子社長 全 5 枚 拡大写真
「清潔・安心・値ごろ感」のある宿泊特化型ホテル、そしてそれを運営するのは女将(女性支配人)。最近は女性活躍企業としてメディアから注目される機会が多いホテルチェーンの東横インだが、女性が意気に働く職場というのは同社創業以来の伝統だ。

リーマンショックから約10年、宿泊業界を取り巻く環境はめまぐるしく変化してきた。しかし同社はこれまで30年かけて培ったビジネスモデルを大きく変えていない。コンセプトは「駅前旅館の鉄筋版」「日常型・宿泊特化型ホテル」「全店舗同品質のサービスに各店舗独自の家庭的サービスをプラス」。そして「女性の感性を重視したホテル運営」だ。

宿泊客が「ホッ!」とできる、きめ細やかな女性ならではのサービスを提供する。支配人をはじめ、フロントスタッフや客室清掃スタッフも幅広く女性が活躍している。創業者である西田憲正氏の長女、黒田麻衣子氏が2012年に社長就任した際に、「日本一女性が働きたい職場にすること」を目標のひとつに掲げて、さらにその勢いを推進した。

創業時から、客室内に無料の歯ブラシとカミソリを置いた。自動販売機の料金は酒店・コンビニエンスストアと同価格にしたり、個別エアコンや中身を空にした小型冷蔵庫を備え付けたりしたのも画期的だった。

日本に従来からある旅館の女将が備えた気配りや人間味を持ち込んだものだという。最近は女性が活躍している企業としてマスコミに登場することも多くなった。わが家のような温かみのある無料朝食サービス。会員400万人による高いリピート率。年間平均稼働率85%という実績。現代のビジネスホテル利用者はわずか1泊の滞在にもホテルに求めているものがあるのかも知れない。

《山口和幸》

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