大迫傑、マラソン2時間切りプロジェクトを意識「(日本は)この流れに遅れてはいけない」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

大迫傑、マラソン2時間切りプロジェクトを意識「(日本は)この流れに遅れてはいけない」

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大迫傑
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アスリートや科学者たちが一丸となり、42.195kmを2時間以内で完走することを目指したナイキのプロジェクト「Breaking2」が5月6日、イタリア・モンツァで行われ、リオデジャネイロ五輪男子マラソンの金メダリスト、エリウド・キプチョゲ(ケニア)ら3選手が参加した。

キプチョゲ選手は2時間0分25秒で2時間を切ることはできなかったが、世界記録を2分32秒上回るタイムでゴールした。(レースは非公認で世界記録には認定されない)

キプチョゲ、2時間0分25秒でゴール…マラソン2時間切りプロジェクト「Breaking2」

このプロジェクトに、日本陸上界のホープ・大迫 傑(すぐる)選手も強い興味を抱いていたようだ。

4月17日に開催されたボストンマラソンで、初マラソンにもかかわらず3位入賞(2時間10分28秒)し、世間の耳目を集めた大迫選手。日本人男子選手がボストンで表彰台に立つのは、瀬古利彦選手が優勝して以来、実に30年ぶりだった。

〈以下、5月2日時点での大迫選手のコメント〉

「日本の古いトレーニングのやり方だと、とにかく『距離』を走ることを意識してしまうが、現在はシューズも進化し、人も科学的なトレーニングをするようになってきている。(日本は)この流れに遅れてはいけないと思う。僕自身、同じナイキなので(大迫選手はナイキ・オレゴン・プロジェクト所属)この流れを利用して上に近づけたらと思っている」

この発言のように、大迫選手は自身の履くシューズにもこだわりを持っている。

「Breaking2」プロジェクトでは3人の世界的なランナーが「Nike Zoom Vaporfly Elite」というシューズを履き、フルマラソン2時間切りを目指したが、大迫選手がボストンマラソンで履いたシューズは、この「Nike Zoom Vaporfly Elite」の一般向けモデルである「Nike Zoom Vaporfly 4%」だった。

このシューズについて、大迫選手は「丸亀(2017年2月5日に開催された「第71回香川丸亀国際ハーフマラソン」)から継続して履いている。クッション性があって、トレーニングもしっかり助けてくれる部分がある。普段のシューズとは違う」と絶賛していた。

今回の「Breaking2」で明らかになったように、テクノロジーがアスリートを助ける部分は大いにある。シューズの進化と共に、陸上界の様々な記録も塗り替えられていくのだろう。

《大日方航》

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