ネパールの自然の壮大さに、わが身をおいて学んだこと | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

ネパールの自然の壮大さに、わが身をおいて学んだこと

オピニオン コラム

Nepal
Nepal 全 17 枚 拡大写真
ネパールというと、2015年映画「エベレスト」で舞台になった国です。

この国には2015年11月に訪問する前から非常に興味がありました。なぜなら「自然と人」が私の写真撮影のテーマの一つであり、それを象徴している国のように思えていたからです。

実際、旅をして感じたことは、それまでに旅していた他のアジアに比べるととにかく自然がとても立体的で、壮大な自然に人間が足を踏み込むことが大変だということでした。もちろん写真撮影でも多くの思い出を残すことができました。

どれだけ自然が壮大か。例えば、私が前回トレッキングで訪れたトロング・ラは、標高5416m。この山を目標に日々トレッキングをするのですが、目の前には8000メートル級の山々が広がります。そして、その山々は冬の降雪を待っているかのようにも見えました。古い雪が溶けずに新しい降雪を待つ。このことが、さらにネパールの自然を象徴しているかのように思えました。

ネパールの壮大な山々

スタートする前は実際に5000メートルがどれだけの高さなのか、また身体の変化がどのように表れるのかトレッキングが初めての私にはまったくわかりませんでした。

2週間以上かけてやり終えたトレッキングツァーでは、自然の広大さや厳しさを身にしみて感じました。自然の壮大さを筆者が感じた身体の変化などから紹介したいと思います。

●3500メートル以上で軽い高山病
トレッキングが初めての筆者には、3000メートルを超えたころから身体への変化がでてきました。数歩歩いただけでも身体がだるく、呼吸が荒くなるという症状、高くなることにより空気が薄くなり、酸欠状態を起こす高山病が出始めていました。

これらの症状を少しでも軽減させるために身体を少しずつ慣らすことが予防策でした。組まれているスケジュールも天候やメンバーの体調により刻々と変化。地元をよく知っているリーダーが的確な判断で日々のプラン作りをやってくれました。

●予防には水分補給
トレッキングツァーでは毎日のミーティングがとても大事、翌日のトレッキングでの必要な水分補給の量や休憩するポイントなどリーダーが決めたプランを発表します。

また各人のできる高山病予防としては水分補給。リーダーから言われた水分補給は必須事項。それ以上の水を取らないと、脱水症状を起こし、高山病にかかりやすくなるからです。歩いている途中の村では公共の給水所があり、そこで持っているウォーターボトルの水を補給します。

しかし、筆者のようにすでに軽く高山病の症状が表れ始めると、それらのボトルを持ち歩くのもつらくなります。このことから、自分の持ち歩く荷物をいかに軽くしておくのかも重要なポイントであることも学びました。

「余分なものは持たない」のが基本。村のお店では必要最低限の物は揃うので本当に必要な時に買うということも対策かもしれません。筆者はカメラが必需品でしたが、レンズなども軽いものにしてそれ以外のものは最低限の荷物にしました。

体調管理の重要性を改めて痛感

●5000メートル以上という高さ
体調を慣らしながら進んでいくことを計算に入れると山頂まで1週間以上はかかる高さ。そして当然のことながら上がるにつれて進める距離は短くなっていきました(進むのに時間がかかるため)。

また4000メートル以上になるころから、午前中は上り午後は翌日の予行練習のためのトレッキングという慣らしトレッキングをしていました。最後の慣らしトレッキングでは、筆者も慣らすこともできずに終わりましたが。また季節的に秋ということもあり日が暮れる前に次の宿につくということも大事なことでした。

●常に体調管理が大事
高い山へのトレッキングでは体調管理が大事だということを改めて感じました。日常生活の中では感じなかった体調不良があり、自分自身が大きく感じていなかった環境の変化に身体は敏感に反応していました。たとえ小さな変化でも、自分で気が付くことも大切なポイントだと思いました。

トレッキングをする前は「高い山」への意識があまりありませんでした。しかし、高いということを自分自身の身体が感じ、またネパールの壮大な自然には、危険が伴なうということを改めて学びました。

自然の環境は人間には決して合わせてくれず、人間がその装備で自然に臨まなければならないということも改めて感じたネパールでのトレッキングの旅となりました。

《Australia photographer Asami Sakura》

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