引き取り手のない放置自転車を南アフリカなどに寄贈
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サイクル・エイドは、「放置自転車を再生し、各国の子どもたちに贈ろう」を合言葉に大阪府内の市町村が回収した放置自転車を修理・再生。南アフリカ共和国・フィリピン・スリランカなど自転車を必要としている地域に贈る事業。平成9年4月に委員会が発足してスタートた。
南アフリカ共和国では、小学校の数が少なく、10kmから15kmの道のりを3、4時間も歩いて通学する児童が多い。 自転車の価格は国民平均年間所得の半分にもなる。このため自転車は子どもたちにとって、大変貴重なプレゼンになる。
フィリピンでは自警団に寄贈され、子どもたちの安全を守るため活躍している。
現在、大阪府内の年間放置自転車数は約50万台、このうち約半分は引き取り手がなく、各市町村で処分され、今や大きな環境問題にもなっている。
サイクル・エイド事業は、各国の教育環境の向上に加え、環境保全・資源循環型社会の構築に寄与するだけでなくリサイクルを通じた草の根レベルの相互理解、国際交流の絆を深める事業でもあるという。
《編集部》
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