北京五輪のMTB男子は山本46位、現地レポート
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午後3時にスタートとなった男子は、32の国と地域から50名の選手が参加して、女子と同じ周回コースを8周回、総距離35.6kmで争われた。レースは女子同様、1周目から最前列スタートの実力者が主導権争いを繰り広げる展開となった。フランスのアブサロン、スイスのサウザー、同じくスイスのフォーゲル、そしてイタリアのフォンタナら7~8人のグループがレース序盤をリードする。
そんな中、2周目の周回最後の下りで、トップグループがばらけたところを見計らって前大会の覇者・アブサロンがスパート、単独の逃げに入った。アブサロンはどんな状況でも力を発揮できる選手として知られ、炎天下の難コース攻略は得意とするところだった。アブサロンの逃げは周回が進むにつれパワーを増し、最終周回に入る時には後続に1分以上の差をつけて勝利を確実なものとした。
このレースに日本からただ一人出場した山本は、やはりスタート順の不利もあって、1周目を終わって1分37秒差。2周目を終わって4分10秒差。そして3周目を終わって7分15秒差と1周回ごとに3分前後の差を開かれ、結局5周回終了時に無念のラップアウトとなった。
○山本のコメント
正直厳しかったですね。世界との差はまだあるなということを感じました。フランスでレース活動をするようになって2年経つんですけど、もうちょっとやれるかなと自分では思っていたんですけど、まだまだでした。でも今の段階での自分の力は出し切れたと思います。今回感じたことはみんなオリンピックにかける思いがスゴイということと、トレーニングや調整の部分でやっぱり差があるなということですね。でもこれをステップに4年後を見据えて体を作り直し、もっと強くなってもう一度オリンピックを目指すつもりです。
《編集部》
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