宮古島優勝のミッチェルが勝因を語る
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ミッチェルは宮古島トライアスロンに5年ぶり2度目の参戦をして、ライバルの松丸真幸を抑えて1位を獲得した。甲斐は04年からトライアスロンに参加し、08年にメジャーレースである佐渡国際トライアスロンで優勝している。
対談は、宮古島トライアスロンの勝利の秘訣に集中した。ミッチェルは数カ月前に足をケガをしたため、思うように練習ができなかったものの、当日は思った以上にコンディションがよく、好調な走りで優勝した。
「僕は10数年もの間、トライアスロンの大会で戦っている。今回の勝利は今までの経験があったからこそ、つかめたもの。レース中に自分の限界を超える走りができたと思う」とミッチェルは自らのレースを振り返った。
チャンピオンとしての立場にいることへのプレッシャーなど精神面についての話も。08年に初めてメジャー優勝した甲斐だけに興味深い。トライアスロンを本格的に始めたのは数年前、まだ新人のため不安も多いのだ。
パートナーもトライアスロンをやっているというミッチェル。
「僕のパートナーも強い選手だから、悩みを共有できる。それがとても幸運だったと思う。円佳はまだ新人選手だね。でも、どんなベテラン選手だって、新人の時があったんだ。円佳が自信を持ってぶつかれば、氷が溶けるように、みんなととけ込む時が来るよ」
甲斐はトレーニング方法やレースの戦略などをミッチェルにアドバイスされ、メモに記入。
「これから、もっとトレーニングして強くなりたい」と話す。
09年に甲斐は、アイアンマンジャパンなどのトライアスロンだけでなく、08年に片山右京が参戦した世界最高峰のサイクリングレース、エタップ・デュ・ツールにも参加する。
それを聞いたミッチェル。
「7月はハードなスケジュールだね。でも挑戦していくことが大切なことだ。期待しているよ」と温かい目で甲斐を見た。
《編集部》
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