TOJ伊豆でボブリッジがステージ2勝目
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
この日は、修善寺駅北をスタートしてパレード走行した後、アップダウンの激しい日本サイクルスポーツセンター周回コースで伊豆ステージの本格的な戦いが行われた。
選手たちは序盤から積極的に集団の中から抜け出して、優勝争いに拍車をかけた。パルデイーヤ擁するカルミオーロチームの選手たちは、集団から飛び出していく選手がいても、終始落ち着いたレース運びをした。
変化があったのはレース中盤。ボブリッジとクバシナが集団から飛び出して、ともに協力してゴールを目指した。この2人は南信州ステージでも同じように集団から抜け出して最終周回前半まで逃げ切っている。
その後、レース終盤にカザフスタンのエースであるドミトリー・フォフォノフ(32=カザフスタンナショナルチーム)が1分以上あったタイム差を縮め2人に追いつき、先頭は3人に。しかし、残り1周に入る前に、山岳賞狙いで積極的に走っていたクバシナがその目的を終えて離脱。最終周回は2人の一騎打ちになった。
ゴール手前まで2人はどちらも、お互いを逃がすことを許さず並走。直前にある最後の登りに入り、ボブリッジが飛び出す。そのまま、ハイスピードでフォフォノフを引き離し、最後は両手をあげて余裕のゴールとなった。
アグレッシブな走りを信条とするボブリッジは「フォフォノフは非常に強い選手だと認識していた。でも、スピードと力が彼よりも優れていたからこそ、勝利につながったのだと思う」と話した。
メンバーの協力によってグリーンジャージを守り抜いたパルデイーヤ。「富士山で2位に2分以上の差をつけることができた。今日のレースは特に焦らず展開できた。昨年、このステージを優勝したチームメイトのオーラが信じられないくらい、いい働きをしてくれた。グリーンジャージを守れてとてもうれしい」。
最終日となる東京ステージは大井埠頭周回コースで争われる。オールフラットなコースのため集団からの逃げが決まりにくいが、最後はゴールスプリントになることが多い。そのため、見応えのあるレースになる(岡田由佳子)。
《編集部》
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