「すべての力を出し切った」と完走目前の別府
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
この日のステージの見どころは、頂上ゴールとなる伝説の峠「モンバントゥー」。この草木が生えない「はげ山」では、今までのツール・ド・フランスで数々の死闘が繰り広げられ、1967年大会では、イギリス人選手トム・シンプソンの死亡事件もあり、魔の山として恐れられてきた峠である。
レースの方は、この魔の山を前に飛び出しを図りたい選手により、スタート早々からスピードが上がる。それにより序盤から16名の先頭集団ができあがる。そこにスキル・シマノは選手を送り込むことに成功。フランス人シリル・ルモワンとオランダ人のアルベルト・ティンメルが入った。
彼らの先頭集団は快調に後続との差をひらげ、最大10分の差となる。しかし、逆転優勝を企むサクソバンクチームがメイン集団とのタイム差をつめ始める。そして差を5分に詰めて、約20kmの上りが続くモンバントゥーに突入。そこでは、最後のリーダージャージ争いでメイン集団も分裂し、前で走っていた2選手も追いつかれてしまう。
別府も第2集団に取り残され懸命に頂上を目指して上る。結局、ステージ優勝は、ティンメルらと最初から飛び出したラボバンクチームのガラーテ(スペイン)であった。
スキル・シマノは、46位のアルベルトがチーム最高位。前日に7位と健闘した別府は、92位とこの日も危なげない走りで、総合順位112位で、最終日を迎えることとなった。
《編集部》
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