スペインのバルベルデがブエルタ・ア・エスパーニャ総合優勝

　8月29日に開幕した第64回ブエルタ・ア・エスパーニャは、9月20日に最終日を迎え、スペインのアレハンドロ・バルベルデが初めて総合優勝した。2位はスペインのサムル・サンチェスで55秒差。3位は豪州のカデル・エバンス（シランス・ロット）。4位はイタリアのイバン・バッソ（リクイガス）。
　薬物使用による活動停止期間が明けて2年ぶりにレース復帰したカザフスタンのアレクサンドル・ビノクロフ（アスタナ）はリタイア。ステージ2勝と大暴れしたイタリアのダミアーノ・クネゴ（ランプレ）は、27日にスイスで開催される世界選手権ロードのため自らの意志でリタイアした。

　バルベルデは山岳コースで行われた第9ステージで首位に立ち、後半の山岳ステージでも遅れることなく逃げ切った。同選手の持ち味は一気の猛ダッシュで集団から抜け出し、ステージ勝利をもぎ取るタイプだが、この大会では総合優勝をねらうためにチームメートに援護されたならミスをしない走りに徹した。ステージ優勝することなしに、総合優勝を決めた。

スペインのバルベルデがブエルタ・ア・エスパーニャ総合優勝

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