新城幸也、3日深夜にツール・ド・フランス出走へ
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
「体重はとても軽い。普段よりも1kg以上絞り込むことができた」と語る新城。現地入りする直前にはチームメートのフランス勢8人とともに、第3ステージの石畳区間を試走してきたという。
「みんな、とても調子がいい。今回の出場メンバーは、少人数の逃げを作って勝ちをねらいにいくタイプばかり。スプリンターがいないので、序盤の平坦区間は攻撃を仕掛けることなく走るかもしれない」
1カ月前に走った23日間のステージレース、ジロ・デ・イタリアでの疲れは全くないという。第5ステージでは147kmを逃げてイタリア中を驚かせた。一緒に走っていたフランス人のピノーにぴったりと背後に着かれ、最後は優勝をさらわれるのだが、「明日ピノーに会ったら、今度は前を走れよな!と言ってやりたい」と冗談半分にコメントした。
ジロでのそんな経験もあって、2回目のツールを意外と冷静に迎えることができたようだ。「自転車レースはやはり経験が大事ですよね」ともいう。
チームのミーティングは毎日、スタート前のバスの中で行われる。
「今年は総合成績でトップ10をねらえるチームメートが3人いるので、彼らをアシストする走りを求められるかもしれない」
昨年はレース途中でとても神経質になった時期があった。しかし今年、そのあせりは見受けられない。「逃げが成功するかどうかは、追撃する大集団が決めること」とあっさりと言い切る。
日本で応援してくれるファンのために悲願の1勝を手中にしたいともいうが、流れに乗って走ればいいという考え。チャンスがなければ体力を温存して、翌日に頑張ればいいという割り切り方も経験値だ。
「でもね。転んでも、はいつくばってもパリまで走り続けますよ」
沖縄・石垣島育ちの笑顔のなかには激しい情熱が秘められている。(山口和幸=東京中日スポーツ)
《編集部》
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