荻島美香がツール・ド・フランス開幕イベント参加
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
私の住んでいるオランダでツールが始まるということで、自転車仲間のおじさんたちに誘われて「レ・グランド・デパルト・ロッテルダム」という120kmのツアーに参加した。距離は40km・70km・120kmに分かれていて、オランダでのツールへの関心の高さから11,000人の申し込みがあったという。
参加者全員にツールのロッテルダムスタート記念ジャージが受付と同時に配られて、もらったその場からジャージを着て走る参加者がほとんどだった。
スタートはオランダのサッカー名門チーム、アヤックスのスタジアム。120kmの参加者たちが先行して出発した。あまりの人におじさんたちと迷子になりそうになった。
こうしてスタートするものの、都心ロッテルダムの自転車道でゆっくりと走る人たちを追い越すのは容易ではなく、郊外に抜けるまで辛抱が続く。
しかし、私たち11,000人のために交通規制をしていてノンストップ。ツール出発地に選ばれた自転車王国オランダのロッテルダムの意気込みを感じた。コースは全くのド平坦。
うれしいハプニングもあった。アージェードゥーゼル(AG2R)の選手が後ろから追い越してきたのだ。私は何も考えずにもがき倒して後ろに入った。時速50kmは出ていたので付き切れ(脱落)する寸前だったが、前が詰まっていたお陰で時速45kmに収まってからは、しばし彼らの後ろを走らせてもらう。
今年エースで走るニコラス・ロッシュの後ろを走りながら、その前を走るジョン・ガトレの足に見入っていた。なぜなら彼のふくろはぎが私の二の腕ほどの太さだったからだ。ちょっとショックだった。ガドレはシクロクロスもこなし、ジロ・デ・イタリアでも上りで非凡な才能を見せ付けたトップ選手だ。
まるでカーペーサーをしているかのように高速域での走行で、このまま最後まで私としては行きたかったのだが、休憩場所に差しかかると、一緒に来ていた仲間を待たなくてはいけなかったのでアージェードゥーゼル選手とはそこでお別れをした。
コースを無事に走り終えてからは、日の丸持参でチームのプレゼンテーションへ。昨年に引き続きツールを走る新城選手を激励するために見に行った。日の丸を掲げたのは私一人だったので、彼が手を振ったのはきっと私にであろうと…。
日本からのジャーナリストさんにも挨拶もできて、自転車も乗っての充実した1日だった。
《編集部》
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