好調の吉田がツアー・オブ・タイランド第2Sで2位
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年間で最も高温となるこの時季のタイ。この日も午前9時のスタート時点で30度、日中は35度を超す高温の中のレースとなった。スタートから抜け出しを試みるアタックが続く。レース中盤の湿原を通過する区間ではものの10分ほどの間にパンクが続出。道路脇に植樹されている木のトゲが路面に散在していたことが原因のようで、走り終えた選手のタイヤにも刺さっていたという。20人以上の選手が次々とパンクし、集団後方は一時パニック状態になる。この動きが落ち着いたところで、吉田含む15人が逃げ集団を形成することに成功した。
この中には前日に1分の差で逃げ切った16人集団の中にいた選手が数名含まれていた。逃げは最大1分半のリードを得るが、後続集団も総合上位のチームが追い上げの動きを見せて差を詰めにかかる。しかし、猛暑の中での追い上げに追走チームは崩壊。ゴールまで10kmを切った時点で逃げ集団の逃げ切りは濃厚に。逃げ集団の中で「勝つことに専念する」と力強い言葉を残していた吉田に期待がかかった。
ゴールまでラスト1km、それまで逃げ集団の中で牽引を一切拒否していたローがアタック。意表を突くアタックにゴールをねらう選手たちは一瞬けん制してしまう。アシスト選手を送り込んでいたチームはなく、勝ちを狙うには追走も困難な状況に。ローは逃げ切りを成功させ単独でゴールした。
2位争いのスプリント勝負では、先行するビジアック・マリウス(マトリックスパワータグ)の横に吉田が並んだ。ゴール上で並んだ2人は選手自身でも判別がつかないほど僅差。結果は吉田が先着して2位という成績を修めた。
「(牽引をしなかった選手に)勝ち星をさらわれた悔しさはありますが、これもレースです。調子は悪くないので自力での1勝を目指します」と吉田。
《編集部》
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