トレック・マドン7シリーズ (レディオシャック・レオパード)
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最新鋭バイクが早くもモデルチェンジ トレックはツール開幕直前にフラッグシップモデル、マドン7シリーズのマイナーチェンジを発表した。剛性、軽量性、快適性を確保したまま空力性能を向上させるKVF形状やシマノと共同開発したダイレクトマウントブレーキを搭載した最新鋭フレームとして昨年デビューしたばかりの7シリーズ。13ツールを走る新型はチェーンステーの形状が変更され、フレーム全体の剛性バランスが改善されているという。
キャノンデール・スーパーシックスエボ (キャノンデールプロサイクリングチーム)
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完璧なバランスを有する軽量フレーム キャノンデールプロサイクリングチームは、今年もフレーム単体重量695gという驚きの軽さで世の自転車ファンを驚かせたスーパーシックスエボでツールを戦う。超軽量にもかかわらずサガンのスプリントパワーを受け止め、強度、剛性、安定性、快適性を高いレベルでバランスさせたスーパーバイクである。ステージや選手の好みによっては、デビューしたばかりの新型シナプスが使われる可能性も。
ピナレロ・ドグマ65.1シンク2 (スカイ・プロサイクリング、モヴィスターチーム)
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昨年のツール優勝バイクは今年も健在 イタリアンロードバイクシーンの先頭をひた走るピナレロは、チームスカイとモビスターという2つのトップチームに機材を供給。使われるのは、もちろん旗艦となるドグマ65.1シンク2、昨年のツール優勝バイクである。65トンという超高弾性カーボンを使用したこのバイクは、スプリント性能、ヒルクライム性能、快適性、見た目のカッコよさ、どれをとっても第一級。湾曲した前後のオンダフォークはピナレロのアイコンだ。
スペシャライズド・S-ワークスターマックSL4、S-ワークスヴェンジ (オメガファルマ・クイックステップ、チームサクソ・ティンコフ、アスタナプロチーム)
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トップクラスの3チームに供給するスペシャライズド ピュアレーシングバイクであるターマックと、快適性とバランスを重視したルーベ、そして空力性能を高めたヴェンジという3トップ体勢をとるアメリカのスペシャライズドは、今ツールではなんと3チームにバイクを供給している。ツールで選手たちが主に使うのは、プロの脚力にも全くたわむことなく推進力へと変換するS-ワークスターマックSL4と、高い空力性能を持ち高速域で有利となるS-ワークスヴェンジである。
ジャイアント・プロペル・アドバンストSL、TCRアドバンスドSL (ベルキンプロサイクリング)
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最新鋭エアロロードとTCRで戦うジャイアント ツール直前に新しいスポンサーを迎え、ブランコプロサイクリングから名称変更したベルキンプロサイクリングは、ジャイアントの新作バイク、プロペル・アドバンストSLを駆る。世界最大の自転車メーカーが放つ最新鋭バイクだけに、注目度は非常に高い。空力性能を追求したフォルムが特徴で、前後のブレーキはフレームと一体化している。もちろん、ジャイアントの定番レーシングモデルであるTCRアドバンスドSLも使われる。 ※写真は2013モデルのTCRアドバンスドSL1
コルナゴ・C59 (チームユーロップカー)
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アラシロは今年も名車、コルナゴ・C59を駆る 新城選手のツール参戦で話題沸騰中のユーロップカーが駆るのは、イタリアンロードの雄、コルナゴの最高峰モデル、C59だ。コルナゴはいち早くディスクブレーキに対応させたC59ディスクを発表して話題を呼んだが、UCIルールはまだディスクブレーキを認可していないため、ツールを走るのは従来型のブレーキを装備したノーマルタイプ。伝統的なラグ工法によって製造される正統派のレーシングバイクである。
ルック・695 (コフィディス)
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現代ロード界の王者、695に進化モデルが登場 コフィディスとルックのパートナーシップは今年も継続。チームに供給されるのは、もちろん旗艦モデルである695。超大口径ベアリングを使った独自のBB規格、左右のアームが一体となった専用クランク、フレームに合わせて設計されたCステム、エラストマ採用で快適性を高めたE-ポストなど、ルック独自の構造を満載した695。前後ブレーキを内蔵した進化モデル、695エアロライトも登場して話題を呼んでいる。 ※写真は現行モデルの695
ビアンキ・オルトレXR (ヴァカンソレイユ・DCM)
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進化を続けるイタリアの名門、ビアンキ ヴァカンソレイユはイタリアの名門、ビアンキに乗ってレースを走る。チームが主に使うのは、トップモデルであるオルトレXR。ヴァカンソレイユのコーポレートカラーである濃いブルーと、ビアンキのイメージカラーであるチェレステとのコンビネーションが美しい一台だ。独自のカーボンの編み方やナノテクノロジーを採用し、前作オルトレより剛性アップと軽量化を同時に達成。フレーム重量は895gに抑えられている。
フェルト・F1、AR1 (チームアルゴス・シマノ)
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F1、AR1に加えテスト中のニューモデルで戦う アルゴス・シマノはドイツの総合バイクブランド、フェルトを使用。主に使われているのは、フラッグシップモデルのF1だ。昨年劇的なフルモデルチェンジを行って設計を一新し、BB30やテーパードヘッドチューブなど最新スペックを導入して戦闘力を大幅に向上させている。平坦ステージでは同社が誇るエアロロード、AR1が使われる。噂によると、今年のツールでは開発中の新型バイクもテストされているらしい。
メリダ・スカルチュラSLチーム (ランプレ・メリダ)
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遂にツールに殴り込みをかける大物メリダ MTBレースで活躍を続けていた台湾のメリダは、今年からロードレースシーンにも進出。イタリアのプロチーム、ランプレのセカンドスポンサーとなり、スカルチュラSLチームを供給。フレーム単体重量830gというトップクラスの軽量性を持ちながら、フォークとシートステーにバイオファイバーを挟み込む設計によって、卓越した快適性をも持ち合わせている。もう一台のフラッグシップモデル、エアロロードのリアクトも使われる。
ラピエール・ゼリウスEFI (FDJ)
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昨年ツールでも大暴れしたフレンチバイク フランスの老舗バイクブランド、ラピエールと同じくフランスのプロチーム、FDJ(エフデジュ)とのコンビも長い。チームに供給されるのは、モデルチェンジしたばかりのトップモデル、ゼリウスEFIだ。2012モデルと比較してヘッド部とBB周りの剛性をアップさせつつ、リアセクションの柔軟性を向上させており、ライダーのパワーを無駄にせず疲労を最小限に抑えている。重量もフレーム単体で800g台と軽い。
フォーカス・イザルコチームSL (アージェードゥゼール・ラ・モンディアル)
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プロの要求に応えるレーシングバイク フランスのアージェードゥーゼールは、ドイツのフォーカスに乗る。供給されるのは、昨年モデルチェンジしたばかりの最新作、イザルコチームSLだ。従来のイザルコも高い評価を得ていたモデルだったが、新型はBB周りをカーボン化してプレスフィット30規格を採用することで、剛性を落とさずに軽量化を達成している。細いシートステーによって快適性も向上。プロが求める性能が詰め込まれたレーシングバイクである。
サーヴェロ・S5 (ガーミン・シャープ)
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常勝ブランドへと成長したサーヴェロ ガーミン・シャープのために、カナダのサーヴェロはエアロダイナミクスを重視したS5と、軽量で反応性を追求したR5という2タイプのバイクを用意した。S5は、サーヴェロが得意とする空力技術が遺憾なく発揮された一台。フレームの各部は空気抵抗の削減を目的に造形されており、高速域ではライバルより少ない力で走ることができる。R5は加速性能、快適性、軽量性がバランスされたヒルクライム向きのバイク。 ※写真はツール100周年を記念した限定モデル「S5チームリミテッドエディション」
オルベア・オルカ (エウスカルテル・エウスカディ)
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スペインの名車、オルカがフルモデルチェンジ ピレネー山脈の麓、バスク地方に拠点を置くスペインのトップブランド・オルベアと、地元の強豪プロチーム・エウスカルテルとのタッグは今年も継続。2013ツールでは、旗艦モデルであるオルカの新型がデビューしている。エッジが立った独特のフレーム形状は大きく変わっていないように思えるが、空気抵抗を削減し、剛性を向上させ、さらに軽量化も実現しているという。今年もピレネーステージでの活躍が期待される。 ※写真は2013モデル
BMC・SLR01 (BMCレーシングチーム)
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先進の技術力で時代を切り開く新型SLR01 BMCは、自社がメインスポンサーとなるチーム、BMCレーシングに万能レーシングモデルであるSLR01、空力性能を高めたエアロロードのTMR01、快適性を重視したGF01などを供給している。主に使われるのは、ツール開幕直前に正式発表された新型SLR01だ。スイス最大の大学とタッグを組んで専用開発プログラムを用意し、緻密なシミュレーションを繰り返すことで細部がさらに煮詰められた最新鋭のレーシングマシンである。
リドレー・ノアファスト、ヘリウムSL (ロット・ベリソル)
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エアロロードと超軽量バイクの2台体制で戦う リドレーを使用するロット・ベリソルは、フォークとシートステーのスリット、フレーム一体型ブレーキ、フレームに貼られる微粒子状テープなどによって空気抵抗を徹底的に削減したスーパーエアロフレーム「ノアファスト」と、フレーム重量750gの軽量モデル「ヘリウムSL」の2台体制でツールに挑む。いずれも精悍さを増したニューカラーとなっている。チームTTでは新型TTバイク、ディーンファストのイードタイプが登場した。
スコット・フォイル (オリカ・グリーンエッジ)
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エアロロードのパイオニアは今年も健在 昨年に引き続き、スコットのエアロロード、フォイルを駆るオリカ・グリーンエッジ。フォーク、ダウンチューブ、シートステーなど前面から空気を受けるチューブ全てにF01テクノロジーと呼ばれるカムテールデザインを採用し、剛性バランスや軽量性、扱いやすさを犠牲にすることなく、空力性能を飛躍的に向上させている。高いヒルクライム性能も武器。速度域の高いプロレースに最適化された万能バイクである。
BH・G6、ウルトラライト (チームソジャサン)
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着実に進化する100年ブランド、BHの最新モデル フランスのUCIプロコンチネンタルチーム、ソジャサンは今年もスペインのバイクブランド、BHを選んだ。高速ステージではカムテールデザインを全身に纏った最新鋭のエアロロード、G6を使用。エアロ形状ながら軽量性と剛性バランスを最大限まで高め、スプリント性能やヒルクライム性能も犠牲になっていないというBH自慢の一台である。山岳ステージでは、フレーム重量750gの軽量モデル、ウルトラライトが選ばれる。
キャニオン
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
直接販売を行うドイツのキャニオンもツールに参戦 代理店を通さず、ネットでの直販専門という独自の販売形態を採るドイツのキャニオン。日本語サイトもオープンして話題を呼んでいる注目のブランドだ。昨年からキャニオンで戦うロシアのカチューシャは、アルティメイトCF SLXとエアロードCFを使用。2013年にモデルチェンジを遂げたアルティメイトCF SLXは、レースに必要な横剛性と縦方向の柔軟性を高めつつ、フレーム重量790gを実現、世界中で高評価を得ている。