富士通研、作業現場向けグローブ型ウェアラブルデバイスを開発
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
今回開発されたデバイスとヘッドマウントディスプレイを組み合わせることで、物に触れるという自然な行動をきっかけに、作業を中断して端末を操作することなく、作業手順などの情報を表示可能となる。作業結果の入力もジェスチャで行える。
作業対象物に貼り付けたNFCタグを指先でタッチするだけで関連する情報を提示できる。また指先に接触センサーを搭載し、タッチした瞬間だけNFCタグリーダを起動することで低消費電力を実現。稼働時間を従来の3時間から9時間に延ばしたという。
ジャイロセンサーと加速度センサーを手首に搭載することで、ジェスチャ認識も実現。通常の作業中にはほとんど表れない、手の甲を反らせる「背屈」という姿勢をきっかけに動作することで、通常の腕の動きとジェスチャとを区別している。
なお本デバイスは、2月24日~27日にスペイン・バルセロナで開催される国際展示会「Mobile World Congress 2014(MWC2014)」にて展示される予定。富士通研究所では、本技術の実証実験などを経て、2015年度中の実用化を目指す。
《冨岡晶》RBBTODAY
《編集部》
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