【山口和幸の茶輪記】自転車保険、市場活性化は見直しの好機
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
このところ、自転車の乗り手が加害者となる交通事故が増加し、多額の損害賠償支払いを命じた判決がニュースをにぎわせている。万一に備えての自転車保険加入の必要性が高まり、それに対応する商品が各社から続々と登場しているのだ。
◆示談交渉サービスは頼もしい
ボク自身としては加入の意義が高いと感じている。安価な掛け捨てにもかかわらず、補償はまあまあ手厚く、しかも保険会社の専門家が相手方と示談交渉するサービスが付くことが実に頼もしい。
しかも補償範囲としては、自転車に乗っているときに他人を傷つけてしまったとき以外にも、自転車そのものが伴わなくても、たとえば歩行中にクルマに衝突したとき、あるいはショッピング中に商品を壊してしまったときも補償されるという。これはかなりお得な気がする。
◆個人ごとに最適な方法を検討すること
ただし、すべての人におすすめであるかと言えばそうでもない。多くの人は自動車損害賠償責任保険などの一般的なものに加入済みで、補償内容がかぶるケースも多いからだ。ショッピング中の破損などはクレジットカードの付帯保険でカバーできるかもしれない。
クルマの自賠責保険をベースに、自転車保険を特約するという選択肢もある。自転車安全整備店で購入し、整備士の資格を有する人に点検整備された自転車にはTSマークというシールが貼られるが、このシールに付帯保険がついているのでわざわざ自転車保険に新加入しなくてもいいという裏技もある。さらにはサイクリング協会や自転車競技団体の会員の場合、年会費の一部が団体保険料に充当されるので、自転車保険は加入済みとなる。
ということでTSマークを貼ってないロードバイクに乗り、自転車団体の会員でもないボクは、スマホを数分操作して自転車保険に加入しておいた。これで一安心とは思うが、都心部で自転車に乗るときは保険加入の有無にかかわらず安全を確保しながら自転車に乗ることが一番肝心だと思う。
《山口和幸》
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