【山口和幸の茶輪記】ボルドーとツール・ド・フランス、連綿と続く絶好のコラボ
オピニオン
コラム

フランスの田舎町を転戦してきたボクたち取材陣にとって、ボルドーは久々に出会う大都会だ。そんなボルドーのプレスセンターでは当然のようにボルドー産の赤ワインがふるまわれるので、運転をしない記者やカメラマンなら好きなだけ味わうことができる。この地域の歴史や文化が作り上げてきたボルドーワインは最高においしく感じる。
◆ワインで給水
ボルドー近郊にメドックという地域がある。いわゆるボルドーワインの大産地だ。メドックマラソンという興味深い一般参加のランニング大会が開催されるのだが、仮装マラソン大会であるのもさることながら、コース途中の給水地点にワインが置いてあり、ボランティアがなみなみと赤ワインをコップについでくれるので人気だ。
その自転車版が「ラ・メドケーヌ」。メドック地方のぶどう畑のあぜ道を走って点在するシャトー(ワイン醸造所)を巡るイベントだ。オフロードばかりなので使用する自転車はMTB 、フランス語で言うとVTTだ。
そして自転車版もなぜか仮装する。マラソン大会は1年ごとにテーマが決められ、「今年はスター・ウォーズだ!」というときはみんなでスカイウォーカーやダース・ベイダーになったりする。ちなみにC3POは実に走りにくそうだ。自転車版はテーマが設定されていないので自由な仮装でいいのだが、地域の仲間と一緒に参加するのが常で、民族衣装や町の旗を掲げて一緒に走る。距離は25kmから80kmまでいくつかのコースがあり、自由に選べる。
◆自転車乗りはゴール後に
気になるワイン補給なのだが、日本と同様に「自転車の飲酒運転は厳禁」。この大会もコース途中の補給ポイントにはコーラやタルトなどしか置かれていないようだ。で、どこでボルドーの赤ワインをあびるほど飲むのかというと、ゴール後の簡易食堂だ。
2014年5月24日で16回目の開催となる。参加費は早割なら41ユーロとのことだが、一般参加はすでに終了している。取材記者は主催団体の家庭へのホームステイが用意され、大会前日にはワイナリー見学と試飲に連れていってもらえるらしい。空港送迎、MTBの貸出もあるという。行ってみようかな?
《山口和幸》
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