【ウェアラブルテック14】バーチャルとフィジカルを結ぶ、新技術の行く末
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
ニューヨーク、ロサンゼルスを経て東京での開催をみた同イベントでは、ウェアラブルテクノロジーの可能性と今後の動向を探る。
ウェアラブル端末はすでに業界をまたがり、多様な発展を見せている。ヘッドマウント、スマートウォッチ、ヘルスケア、フィットネス、そしてスポーツなどでは特に素早い立ち上がりが期待されている。
ここに共通しているのは、バーチャルとフィジカルのあいだを結ぶ技術/製品であるということだろう。スポーツや、ヘルスケア、フィットネスなどの分野でウエアラブル端末が市民権を得るには、プロから一般まで、幅広いユーザーレイヤーに製品が行き渡る必要がある。そういう意味では流行で終わるのか、一般化するのかは未だ未知数である部分も多い。
スマートフォンが一般の生活に根付いているのに加えて、週末アスリートが自らの簡単なログをとる事や、サイクリストがサイクルコンピュータを使って自身のログをとる事と、ウェアラブル端末利用の意義は重なる。ただ少し、スマートな格好が目指されているかもしれない。
オープニングで登壇した朝日新聞の佐藤吉雄常務は「置くから持つ、そして身につける。これは長い間SFのなかの話でしたが、いまウェアラブル端末の拡大を日々体感しています。メディアとウェアラブル、ニュースウェアラブルの行く末を考えてみる良い機会になればと思います」と話した。
同じくオープニングに参加したアスリートソサイエティ代表理事の為末大氏は全身に10ものウェアラブル端末をつけて登場した。「ウェアラブルの良いところは10も端末をつけているのに両手が自由であることですね。東京でのオリンピック、パラリンピックを控えていることもありますし、日本がウェアラブルコンピュータの先頭を切っていく国になればと期待しています」と述べた。
《土屋篤司》
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