【津々見友彦の6輪生活】ログでひろがるサイクルライフ、データ活用の垣根は限りなく低くなった
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
サイズはタバコ箱程度で、付属のマウントアダプターとタイラップで簡単にハンドルバーに取り付けられる。2.4型半透過型液晶はとても明るく直射日光の昼間でもクリアーに見やすい。ただしタッチパネルではない。
◆クラウド採用が今風
大きな特徴はクラウドタイプであることだ。つまりルート検索はクラウド(センター)で行う。通信のためにはドコモの専用UIM(SIM)を挿し、2年間無料のドコモ3G通信を使用する先進のシステム。なのでまず最初に専用WEBの“Cycle Lab”に登録する必要があるが、これは実に簡単。躊躇するまでもない。
更に自転車の通信規格の“ANT+”でペダル回転数(ケイデンス)やスピード、それに市販の心拍計を購入すればそれも含めて表示し、ログを残す事ができる。名前の“ポタナビ”(ぶらぶらと走るポタリングのナビゲーション)以上にトレーニング的な走りにも使える。
◆SNS的要素を柔軟に活用
この“Cycle Lab”では走行記録をPCで確認出来る。凄いのは同じ“ポタナビ”仲間の位置や速度、心拍数などを画面に表示でき、メッセージも送信可能なこと。待ち合わせでも相手の位置が判るので楽しい。
まず、ポタリング(ぶらぶら走り)で、時間に制約がある時は、“タイムサークルモード”が便利。設定した時間内に往復可能なサークルが表示され、安心して予定時間までに帰宅できる。また、現在地や目的地近辺のコンビニ、公園などの細かな情報も事前に調べられ見知らぬ土地でも簡単におやつが買えるし、重要な天気予報もリアルタイムで確認可能だ。
目的地設定だが、面白いのは本体を傾けて、カーソルを移動させる。画面はタッチパネルではないので、Gセンサーを利用してカーソル移動。やや、コツがいるが、シンプルな機構に出来るメリットがある。
◆ポタリングモードでのスタート
目的地が決まったら、設定すると自分の位置から目的地までの方向を示す赤いポイントラインが直線で引かれ、更にグリーンで最適なルートがクラウドからダウンロードされる。なのでルート上を走ってもよし、自由に好きな道を直線の方向に向かって走ても、必ず到着できる。これだと新しい発見があり、また進行方向の主要なスポットは自動的に表示されるので、興味があれば立ち寄れる。まさにポタリングの醍醐味だ。
もっとも道を外れた時にリルートはできない。が、気ままに直線表示のポイントラインを利用して走れば問題なく目的地にたどり着ける。なお、目的地までの距離は直線距離表示なので実際よりは短めになる。
◆ライディングモード
週末アスリートに嬉しいのは、カロリー計算が出るのは勿論、速度、ケイデンス、心拍数、走行ペースなどを表示させることも出来、記録が残せる点だ。
気になるのは画面スクロールをさせる時に一度自転車から本体を外し、スクロールモードにした上で傾ける必要があること。チョット交差点で先を見ようと言うときには不便だ。とは言え、拡大、縮小はボタン一発で出来、今の問題はある程度補完出来よう。
また、低価格ながら仲間とのコミュニケーションが取れるのも魅力だ。ナビとデータロガーがあると、サイクルライフが何倍にも楽しめる。
《津々見友彦》
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