人体はデータの宝庫、最先端スポーツウェアラブル技術を日本導入 アディダス×マリノス
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
先駆けて導入するのは、横浜F・マリノスだ。
マリノスタウンでアディダス、マリノス双方を交えた会見が行われた。会見には、齋藤学選手も出席。
アディダスジャパン副社長のThomas Sailer氏は「ACミラン、バイエルンミュンヘン、スペイン代表、アルゼンチン代表もこのシステムを使ってワールドカップの準備を進めています。日本では、横浜マリノスとくむ事ができ、miCoach eliteシステムを紹介する機会を得た事を嬉しく思います」とした。
齋藤選手は「背中にデバイスを入れていますが、慣れないのははじめだけで、激しく動いても、(背中から転ぶなどの)危険を感じた事はないですね。昨年からスパイクにチップを入れてスプリント回数を計るなどのトレーニングを取り入れていまして、日々のトレーニングで数値を把握することの大切さを感じています」と話した。
miCoach eliteは、シャツに取り付けられる端末「プレーヤーセル」と、特殊繊維がむ見込まれているシャツ「テックフィット」、シャツのボックス型の「ベースステーション」からなる。この端末から心拍数、走行距離、スピード、加速減速、位置情報を算出することができ、リアルタイムで選手の様子をチェックしながらトレーニングの効率化を実現する。
現状では、公式戦での活用は未定であり、また市販化も2016年以降とされている。加えて、フットボール以外のスポーツへの応用については、目下テスト中だという。
ACミラン、バイエルンミュンヘンといった世界最高峰のチームが活用する科学的アプローチ。国内での活用が進めば、フットボールに限らず、プロスポーツのレベル向上と同時に、一般のスポーツ好きなユーザーも、ログデータを活用した効率的な運動/フィットネスを楽しむことにつながる。
人体はデータの宝庫。一人の人間のデータさえビッグデータとなり得るうえに、個々のデータを結びつけることでチームのパフォーマンス向上が図れる。データ収集は、ウェアラブルデバイスの進化に伴い人体にも及ぶ。
《土屋篤司》
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