【礒崎遼太郎の農輪考】自然に触れて見える人間の良さ | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【礒崎遼太郎の農輪考】自然に触れて見える人間の良さ

オピニオン コラム
【礒崎遼太郎の農輪考】自然に触れて見える人間の良さ
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筆者が初めて自然農法を体験したのは、6年前のこの季節のこと。東京での生活に疲れて、地元の大阪に戻った筆者を迎えてくれたのが自然農法であった。

授業に出て、本を読み、人と話して、電車に乗る。まるで自然からかけ離れて、いかに自分を効率の良い頭をもった人間に作り変えるか。その試みの中で過ごしたとも言える東京での日々。筆者に欠けているものは、自分の中と外にある自然だと、あるときふっと思ったのだ。

ある日たまたま実家で食べたご飯が美味しくて、筆者は思わず母親に産地を尋ねた。大阪でこんなにうまい米ができるのかと筆者はとても驚いたのを覚えている。母に生産者の方を紹介していただき、それから1年間、大阪での米作りに挑戦したのであった。

自転車に乗って、風を感じながら田んぼへ向かう。田んぼに入り、土を踏み込む。どんなに太陽が暑い日でも、田んぼの中にいると冷たい水。今までずっと無視してきた、自分の中の「自然」。万物を慈しみ成長させる力を持つ「自然」と向き合った。人間は自然の恵みである作物がなければ生きていけないのは当然のこと、自然と触れる中で、人間のもっている自然の美しさが開花する。自然に包まれて生きるということの実感が心に満ちてきた。

農作業を終えて家路につく。淀川の河川敷を自転車で走る。

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