ツアー・オブ・ジャパンでビーニファンティーニのボレが逆転首位
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富士山ステージは静岡県小山町の、ふじあざみラインを富士山須走口5合目まで一気に駆け上がる11.4km、最大勾配22%の厳しい登坂コース。ここでの成績が総合成績に大きく影響するクイーンステージと言われている。
山岳スペシャリストではないボレだが、2013年までUCIプロチームに所属し、第一線のレースで戦っていた実力と好調なコンディションにより、トップから2分13秒差の6位でフィニッシュした。これにより個人総合成績で首位に浮上。
ステージ優勝は、ツール・ド・ランカウイの総合優勝者、タブリーズ・ペトロケミカルのミルサマ・ポルセイェディゴラール(イラン)。圧倒的な登坂力をもってコースレコードを更新し、総合順位も南信州ステージで失ったタイムを挽回し、ボレに次ぐ17秒差の2位につけた。
山岳を得意とするビーニファンティーニのアレッサンドロ・ビソルティ(イタリア)は20位、ウィリー・シミット(南アフリカ)は21位、レースリーダーとして走ったピエールパオロ・デネグリ(イタリア)は25位でフィニッシュ。デネグリの総合リーダージャージをグレッガ・ボレが引き継ぐ形となったが、チームは目標を総合優勝に切り替え、最後の勝負どころとなる24日の伊豆ステージに挑む。
「自分は山岳スペシャリストではないので、今日の結果は目標以上でうれしく思っている。昨日の試走時は、まさか自分がグリーンジャージを獲得できるなんて思っていなかった。自分自身を信じて、すべての力を出して集中して走った」とボレ。
「明日からのステージはリーダージャージを守る立場となるが、チーム一丸となって守りたいと思う。明日の伊豆ステージは厳しいコースで、レース展開も過酷なものになると思うが、自分には強いチームがついているので、みんなで協力してこのジャージを守り切りたい」
「結果的には、ボレのもとに予想外にも個人総合リーダージャージが転がり込んで来たが、2位は彼から17秒差、3位は22秒差。イランチームにとっては個人総合の逆転の射程圏内のため、再び得意の山岳ステージで攻撃を仕掛けてくるのは必至」と大門宏監督。
「まだまだ予断は許さない厳しい状況だが、明日の伊豆ステージでは、引き続きチーム一丸となり、精一杯力を振り絞ってリーダージャージを守り、東京ステージに繋げたいと思う」
《編集部》
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