【ジロ・デ・イタリア14】天王山のアルプスは降雪予報で総合優勝の行方を左右?
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最後の休日明けの第16ステージは標高2618mのポルドイ峠、アルプス第2の高さを持つ2758mのステルビオ峠を超え、ゴールは2059mのバルマルテッロに設定されている。現在でもコース脇は冠雪し、天候が崩れれば降雪や路面凍結が予想される。
5月に開催されるジロ・デ・イタリアは時として気象状況に総合優勝の行方が左右されてきた。1988年にアンディ・ハンプステンが米国選手初の優勝を達成したときも、大雪の中をだれよりも防寒具を着込んで大差をつけてゴールしたことが優勝の原動力となった。1989年のローラン・フィニョンは天気予報を精査して翌ステージが中止になることを見込んで、フルパワーで逃げ切ってタイムを稼ぎ出した。
今回の第16ステージ以降も路面が冠雪するような状況が予測される場合は、高い峠を回避するコース変更もあり得るという。27日のステルビオ峠の天気は、最高気温0度、雪予報だ。
《山口和幸》
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