【礒崎遼太郎の農輪考】種を継ぎ、守ることの大切さ | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【礒崎遼太郎の農輪考】種を継ぎ、守ることの大切さ

オピニオン コラム
【礒崎遼太郎の農輪考】種を継ぎ、守ることの大切さ
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筆者が実践している自然農法は、自然のあり方を尊重し、順応していくという古くして新しい農業の形である。もちろん、化学肥料や農薬は一切使わない安全な農業であるが、自然農法の真髄は、”自家採種”にあることを実践してみて初めて知った。

ホームセンターや園芸店に行って、種を買ってみるとわかるのだが、今、日本原産だと考えられている野菜でさえ、イタリアやチリ、中国産の場合がほとんどである。日本の種の自給率は実に10%以下だとさえ言われている程なのだ。自分で種を採種する、自家採種を行っている農家は稀だとも言われている。日本古来の、受け継ぎ守り継がれた種が、意識しないままに、失われつつあるのだ。

筆者は南京都の山城地方で一緒に自然農法をしている。いま教えを請うている師は、自然農法を続けて、20年になるという。その間、愚直に自家採種を続けてきた。できるだけ原種に近い種を採種すること。何代も何代も続けて、種を採り続けていくことで、種はより学んで賢くなっていくのだと、教えられた。

ものごとが便利になっていく世の中で、愚直に守り続けなければ、失われてしまうものが身近にあるということ。幾世代守り続いてきた自家採種の種を、自然農法を継ぐものとして、しっかりと守り継ぐ責任がある。

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