ビーニファンティーニのグロスがツアー・オブ・エストニアで総合優勝
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第1ステージはエストニアの首都タリンからタルトゥまでの190km、第2ステージはタルトゥでの12.5kmのコースを12周回する150kmで開催された。2014年に大活躍しているエドワード・グロスは、2013年までイタリアのアマチュアカテゴリーで走っていた21歳のルーマニア人スプリンターで、今大会第1ステージの勝利がシーズン3勝目。エリートカテゴリーでは初勝利だった。
グロスは同時にポイント賞、新人賞も獲得。またチームメイトのリカルド・スタキッオッティ(イタリア)が山岳賞を獲得した。秋丸湧哉が日本人選手として唯一出場し、第2ステージ途中でリタイアしたがチームの勝利に貢献した。
「第2ステージも優勝したいと思っていたけど、うまく前に出るスペースを作ることができなかった。でも総合成績、ポイント賞、そして新人賞でトップに立てたことをうれしく思う。すべてのチームメイト、スタッフ、特に監督のステファノ・ジュリアーニに感謝している」とグロス。
「チームは総合・ポイント・山岳・新人賞を独占し、これ以上ない形でレースを終えた。個人的には1カ月ぶりのレースで不安があったが、試したことが少し形になっていると思う」と秋丸。
「勝ったグロスは21歳。それに比べると脚力、レース勘などヨーロッパで生き抜くにはあまりにも不足している部分が多い。現実は厳しいが、どんどん挑戦していこうと思う。そしてこの1カ月、トレーニングの重要性をしみじみと感じたし、同じくらいレースの重要性を感じた。次のレースに向けて準備する心構えが変わったのも今回の収穫だ」
《編集部》
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