ヤマハ、同社初の6人乗りROVを北米市場に投入

ヤマハ発動機は、同社初の6人乗りROV（Recreational Off-Highway Vehicle）『バイキング VI（シックス）』を、7月から北米市場などで発売する。

ヤマハ発動機は、RV事業をけん引する主力製品として2013年8月に3人乗りROV『バイキング』を発売。今回発売するバイキング VIは、その第2弾モデルとなる。

北米市場におけるROVの需要は年々増加傾向にあり、農業や酪農などの業務からレジャーまで、幅広い用途で使用されている。新型車は、様々な用途における「多人数で快適に移動したい」というニーズの高まりを受け、バイキングのプラットフォームをベースに、多人数乗車時の快適性と優れた走行性能を高次元で達成する製品として開発した。

新型車は、極低速域から高速域まで優れたパワー特性と加速感を実現する700cc水冷4ストロークエンジンを搭載。6人乗車でも快適な居住性と前後列とも左右ウォークスルーが可能なシートレイアウトや、ホールド性と快適性に優れた全席独立シートを採用する。また専用セッティングの前後サスペンションと専用開発タイヤを装備し、1人でも6人乗車時でも快適な乗り心地を実現する。

ラインアップは、上位モデルにあたるEPS（エレクトリック・パワー・ステアリング）を装備した『バイキング VI EPS』と、EPSと装備を充実した『バイキング VI EPS SE』を合わせた3バリエーションを展開する。

価格は1万2799米ドル（約131万円）から。生産は米国のグループ会社、YAMAHA Motor Manufacturing Corporation of America（YMMC）で行う。