【南日本グルメライド】ヒルクライム後にB級グルメを食すと“S級”になる不思議!
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コラム

今回のライドは勾配9%あたりの丘と展望台で有名な城山の2本。それを全開で走り、雨がふらないうちに帰宅するというルート。短めで時間もかかからないが運動強度はそこそこあり、天候が崩れやすいときにはこうした乗り方が最適だと思われる。
◆少し降ってきたなかでヒルライム
雨の中ヒルクライムは都市部でもきついものがある。筆者が上っている時も雨がぱらつく。降り始めのときの2輪は滑りやすい。けれど、そこはペダルを回す。頭の中ではヒメヒメ歌っていても、息はハァハァである(笑)。
グルメライダーの筆者は、「これを登ったらあそこのまんじゅう食うんだ! あそこのパン食うんだ!」と自分を元気づけながら登る。グルメライドをする者にとっては、速くなるとか、ライバルに勝つとか、そんなことはどうだっていい(笑)。ただ、おいしいものに速くたどり着けるだけでいいのだ。…そんなことを繰り返すうちに、厳しい山も単独で走れる強さが身につくと信じている。もちろん、筆者独自の考えでしかないが。
◆山をのぼっても景色が良くないのが梅雨
そうこうしているうちに急勾配の坂を超え桜島が見えるかな、と思ったら見えない…。鹿児島市内で有名な展望台、城山にもいったが雲行きが怪しく、はっきり見えなかった。
あとは山を下って目星をつけたものを食べるダケ。
テンジンのコロッケと蜂楽饅頭。以前の回はフランセというパン屋を紹介したが、テンジンというパン屋も絶品。不思議なことにパン屋ながらコロッケが単品で売っている珍しい店でもあり、衣がサクサクで野菜たっぷり。ライド後にはちょうどいい重さである。蜂楽饅頭は地元に愛される今川焼の店。ヒルクライムして小腹がすいた体によく染みる。
ちなみにコラムでは、さまざまな店舗を紹介しているが、筆者の独断によるものであることをご容赦いただきたい。
加えて、コラムを読んでいただいている方の中には、ラーメンを期待していた方もいるかもしれない。が、そこは少々お待ち頂きたい。後日、とっておきの鹿児島の、南日本独特のラーメンをご紹介する。
《上水流晋》
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