消費増税で改めて着目、家計簿の必要性
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まず「消費増税により、困っていること」を聞いたところ、「税込み価格の計算が難しくなった」が56%でトップ。以下「表示価格が“税込”か“税抜”か分かりにくい」54%が僅差で続き、3位は「出費が増えた」38%となった。この3項目は女性が強く意識していることもあきらかとなった。
次に、消費増税によってじわりと感じる出費増に対して、「節約術として実践していること」を聞いたところ、「予定外の買物・衝動買いを控える」36%、「安売り品・特売品を購入」36%、「たくさんの現金を持たない」35%が上位を占めた。「増税後に始めた節約対策」としては、「予定外の買い物・衝動買いを控える 」8%と「高額の買い物を控える」8%が突出した。「消費増税後に節約を意識し始めたもの」としては、変動費である「日用品」19%、「衣料品」17%、「レジャー・娯楽費」15%が並び、「食費」15%も3位同率となった。
消費増税により、収入と出費を記録する「家計簿」が重要性を増しているが、「家計簿を習慣的につけているか」を聞いたところ、「家計簿をつけている」という人は52%と約半数にとどまっている。しかし『貯蓄額』『年収』をあわせて見てみると、『貯蓄額』が500万円以上の250名のうち「家計簿を習慣的につけている」の回答率は54%に対し同500万円未満の250名では同50%と4ポイント下回った。また、『世帯年収』が500万円以上の282名のうち「家計簿を習慣的につけている」の回答率は53%に対し同500万円未満の218名では同51%と2ポイント下回っていた。
また「家計簿をつけている人」は年収592.2万円、貯蓄額936.8万円に対し、「家計簿をつけていない人」では年収608.8万円、貯蓄額881.3万円。「家計簿をつけている人」は、平均世帯年収が2.8%低かったのに対し、平均貯蓄額が5.9%高かった結果になり、効率的にしっかりお金を貯めている傾向が判明した。
そこで、「家計簿をつけている人」(52%)を対象に“家計簿のつけ方”について聞くと、「普通のノートに記入」24%、「家計簿手帳(家計簿専用のノート)」17%といった伝統的な紙媒体に記入している回答率に対し、「パソコンの表計算ソフト」32%、「パソコンの家計簿専用ソフト」21%、「スマートフォンの家計簿アプリ」17%といった専用アプリ利用の回答率が上回った。
日本デビットカード推進協議会は、J-Debitについて、キャッシュカードで支払った金額が通帳に記帳されるため通帳が家計簿代わりとなるメリットがあるとしている。なお7月31日までの期間、利用1回あたりの金額3,000円以上で、さまざまなプレゼントに応募できる「J-Debit(ジェイデビット)使ってトクトクキャンペーン!’14夏」を実施中。
消費増税で高まる節約志向、見直される“家計簿”の重要性
《冨岡晶@RBBTODAY》
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