【ツール・ド・フランス14】環境整備と自転車文化
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
一見、自分の世界に没頭し、危険な気さえするイギリスのサイクリストたちは、自転車専用道路の有無に関わらず、手信号を頻繁に実施する。
右や左に進路を変えるさい、周辺にクルマや人がいなくても、手をサッと上げ、自らの進路を示す。
日本でも、小学生などの自転車教室で手信号を教えているが、一般的に街中で手信号を行っている人は数少ないようにみえる。イギリスでは、環境整備が進んでいるからこそ、歩行者ではないサイクリストの「車両に乗っている」意識の浸透があると仮定すると、腑に落ちる。
相対的に日本は、「歩行者の延長としての自転車」というイメージが強く、ルールの面でも車両として扱われている自転車の、「車両としての存在」意識が薄いようにみえる。
自転車が廉価であることや、道路の未整備など、取り組み強度が高くないことがサイクリストのモラル浸透を遅らせているところもあろう。環境整備が自転車文化を育てるという側面は否めない。
《土屋篤司》
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