【世の中】日立が世界最高レベルの産業用モーター開発
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2014年7月10日付
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ひとくちコメント
日立製作所が電力消費量を大幅に削減するなどの世界最高レベルの性能を誇る産業用モーターを開発した。希少金属のレアアース(希土類)を使用しないことからコストも抑制できる優れもので、2015年度にも製品化する計画だそうだ。
日立が発表したもので、きょうの産経や日経なども「最高効率モーター、レアアースいらず、日立来年度製品化へ」などと、取り上げている。
それによると、モーターの中核部品である「鉄心」に鋼板を急速冷却して製造するアモルファス(非結晶)金属を採用して磁力を強め、鉄心の磁気特性を高精度に把握することでモーターの形状を最適化。新開発のモーターは電力消費を削減し、エネルギー効率を世界最高の96%に引き上げることに成功したという。
日立では2015年度の量産化を目指しており、「将来は自動車向けなどへの応用も視野に入れる」(日経)としている。
重電メーカーの中でも、日立といえば「モーター」をイメージするほどの中核の事業だが、その分野の世界シェアをみると、独のシーメンスやスイスのABBの2強の足元にも及ばないだけに、高性能を誇る新開発のモーターでどこまで追随できるかも楽しみである。
【新聞ウォッチ】日立が世界最高レベルの産業用モーター開発、自動車も視野
《福田俊之@レスポンス》
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