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【原石たちの現場】マイナーな自転車競技、浸透の土台となるもの

オピニオン コラム
【原石たちの現場】マイナーな自転車競技、浸透の土台となるもの
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子どもと自転車を始めるにあたり、最初に悩んだのは情報の少なさだった。

◆多少は情報量が増えたとはいえ

スポーツサイクルを始める子の両親の大半は、自身の趣味も自転車であり、筆者もそこに含まれる。ただ相当な時間を割いて調べないと、レースイベントやスクール、子どもと走れる安全なルートなどを知る事が出来なかった。

当時と比べると多少は情報も多くなったように感じるが、元から趣味として走っていた両親のほかには、子どもの希望で自転車を始めた方もいる訳で、そのようにゼロから始めた親には決して優しいとは言えないのが現状だ。

そうなると自転車に乗りたい子たちも走るフィールドを得る事が出来ず、自然と遠ざかっていってしまう。

◆親への情報提供が土台に

小中学生のうちは色々なスポーツを経験するのが良いと思うが、そうやっていったん自転車から遠ざかった子たちがジュニア期になり、自転車競技の道へ進む事や、将来的にサイクルスポーツを再開することは多くはないだろう。

筆者も知識の無いところから始めたために、相当な時間を割くことになったが、家族での趣味としたことで得るものも多く、充実した時間を子供と共有することができた。

週末のロングライドの計画を親子で考え、イベントではチームとしてレースに挑戦し、同じような境遇の家族と情報交換を通しての絆も出来たが、そこまでには時間もかかり、他のスポーツにシフトしていく子も少なくはなかった。

自転車を始めたいがどうすればいいのかわからない、という保護者の声を多く聞く。生活ツールとしての自転車、そしてスポーツとしての自転車競技に関する情報を欲している保護者に、いかに情報を届けるかを考えることが、キッズへのサイクルスポーツ普及のために必要な事であろう。

《高橋智宏》

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