【ツール・ド・フランス14】選手たちはレース中に腹ごしらえ、沿道に投げ捨てた“サコッシュ”はファンがお土産に

スポーツ短信

2014.7.14 Mon 8:14

ツール・ド・フランスには連日のコース上に補給地点がある。選手たちがレース中に食べる補給食や水分をチームスタッフから受け取るのだ。第9ステージはその補給地点へと足を運んだ。

選手たちが補給地点を通過する1時間ほど前に各チームのスタッフが到着する。サコッシュと呼ばれる専用の袋に水の入ったボトルや高カロリーのエネルギーバーやビスケット、甘いタルトなどを入れて準備。あとは選手が来るまで待機だ。

選手から向かって右手にスタッフが一定の距離を置いて並び、選手が来たら手を挙げてサコッシュをかかげる。選手たちは若干スピードを緩めるが止まることはなく、上手にサコッシュを受け取っていく。

受け取ったらすぐに中から自分に必要な分だけの食料、ボトルを取り出し、余ったものはサコッシュごと沿道に投げ捨てる。そのサコッシュはファンがおみやげとして持ち帰るのだ。

サコッシュはチームのグッズの中でも人気があり、そのため補給地点は人気のある観戦スポットになっている。

《五味渕秀行》