アシスト性能に磨き、機能は取捨選択…ヤマハの電動アシスト自転車 PAS VIENTA5
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
「PAS VIENTA5」はデザインや車体設計を一新し、急速充電器や盗難抑止用のサークル錠を標準装備。変速機はレバーで操作し、内装8段式から5段に減らすことでより実用性と利便性を高めている。跨ぎやすいように低めのトップチューブながらスポーティな印象は失われていない。
さらに、ヤマハ独自のトリプルセンサーシステムを搭載することで、従来型に比べてよりスムーズなアシスト走行を実現している。実際に乗ってみると普通自転車では上るのがキツイ長い坂道を、違和感なく走行でき、漕ぎ始めのひと踏みをなめらかな発進になるよう、アシストしてくれる。ブレーキについてもアシスト機能に応じた強化がされており、アシスト走行中もしっかりと止まることが可能である。
走行モードはユーザーの好みやシーンに合わせて4通り設定されており、液晶マルチファンクションメーターのスイッチから切り替えできる。メーターには走行モードのほか、アシスト走行可能距離や消費カロリー、走行スピードなどが表示される。1充電あたりの走行距離は走行モードによっておよそ33km~52kmとなっている。
気になった点としては、バッテリーとドライブユニットの重量がある分、普通の自転車よりも重く、取り回しが少々難しく感じた。停車している状態から走り出す際もこの重さを感じる場面があり、転倒を防ぐ意味も込めて、サドルを足がしっかり地面につく位置に調整したほうが良い。
《安原洋》
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