【ツール・ド・フランス14】総合優勝を手繰り寄せたニーバリ「マイヨジョーヌを着て勝つことは、とても光栄だ」
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
第2ステージと第10ステージで優勝したときはアスタナのイタリアチャンピオンジャージを着ていたニーバリだが、この日は自身初めてのマイヨジョーヌをまとっての勝利だった。
また、総合2位だったリッチー・ポート(チームスカイ)が大きく遅れ、代わって2位に浮上したアレハンドロ・バルベルデ(モビスター)も最後に引き離したことで、ニーバリにとっては総合優勝を大きく手繰り寄せた1日となった。ツールの公式サイトに公開されたニーバリのコメントは以下の通り。
「今日は暑くてすごく苦しかった。でも、上っているときは、だんだん調子よくなったんだ。ライバルたちをよく観察していた。僕のねらいは、最後の上りでレースをコントロールすることだった。だけど、おそらく暑さのせいでポートが苦しんでいたので、目標はバルベルデから秒数を稼ぐことに変わったんだ」
「加速して先頭の2人(ラファル・マイカとレオポルド・ケーニッヒ)に追いついた。まだ先は長かったから2人の協力を求めたし、明日のステージのことも考えていた。そのとき、バルベルデとティボー・ピノが近づいているのに気づいたので、リズムを上げたら、勝利に手が届いたんだ」
「チームメイトはレース前半でたくさん仕事してくれた。フグルサングが下りでクラッシュしたけど、大丈夫だというニュースを聞いたよ。チームの実力にはとても満足している」
「今日はジーノ・バルタリ(イタリア人、1930~40年代にジロで3度、ツールで2度の総合優勝)の生誕100周年で、ファビオ・カザルテッリ(イタリア人、バルセロナ五輪金メダリスト、1995年にツールの下り区間で事故死)が亡くなった日でもある。そんな特別な日に勝てのが重要だ。バルテリはイタリアの象徴的なクライマーで、今日は僕が山岳賞ジャージを獲得した。でも、僕の唯一の目標はマイヨジョーヌだよ」
「再び厳しいステージとなる明日も、来週もさらなるアタックを予想している。今のポートに対するアドバンテージは大きい。彼は終盤のタイムトライアルで僕が最も恐れていた選手なんだ」
「今日は、僕のファンクラブとジュニア時代の監督が沿道に来ていてビックリしたよ。なんでイタリアチャンピオンジャージを着てないんだと聞かれたけど、単純にマイヨジョーヌを着ているからだよ。マイヨジョーヌを着て勝つことは、とても光栄なんだ」
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