【ツール・ド・フランス14】チームスカイ、ポートの失速は体調不良が原因か「暑さに対応できなかった」

リタイアしたクリストファー・フルームからチームスカイのエースの座を受け継いだリッチー・ポートだったが、アルプス初日の第13ステージで致命的な失速をしてしまった。

最後の超級山岳の上りでマイヨジョーヌの集団から遅れ始めたポートは、その後もリズムを取り戻すことができず、ステージ優勝したビンチェンツォ・ニーバリ（アスタナ）から8分48秒遅れでゴール。総合優勝争いでもニーバリを脅かす存在と見られていたポートだったが、総合2位から16位へと大きく後退してしまった。

公式サイトでは、ポートが暑さのために胃の不調を訴え、大会医療チームの治療を受けたと発表している。

チームスカイの公式サイトに発表されたポートのコメントは以下の通り。

「この暑さにうまく対応できなかったと思う。よくあることだよ。すごく残念だけど、明日に期待するよ。チームメイトに対する気持ちの方が強い。彼らは毎日、僕のためにすごくがんばっていた。僕に起こったことは、他の選手も起こりうる。僕たちはただプッシュし続けるよ」

チームスカイのデイブ・ブレイルスフォード代表は「時々、スポーツでは厳しい一打を受けることがある。今日は我々にとってそういう1日だったが、巻き返して最後のパリまでレースを続けるんだ」と士気を保とうとしている。