【ツール・ド・フランス14】マイカが得意のアルプスでプロ初優勝「この勝利はアルベルトに捧げる」
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
ジロ・デ・イタリアで総合6位の好成績を挙げた24歳のポーランド人、ラファル・マイカはチームメイトのロマン・クロイツィゲルがバイオロジカルパスポートの血液数値に異常が見られたため、急きょ総合優勝を目指すアルベルト・コンタドールのアシストとしてツールに出場することになった。
そのコンタドールは第10ステージでまさかのリタイアとなったが、それ以降はチーム全員でステージ優勝を狙う方針に切り替えた。
マイカも自分自身の成績を挙げるために走り、前日の第13ステージでは終盤にアタックし、ステージ2位を獲得。そして、第14ステージではチームメイトのニコラス・ロッシュとともに序盤から逃げに乗り、最後の上りでは残り8kmを独走。追い上げる総合上位勢を寄せ付けずステージ優勝をつかみとった。これがマイカにとって、プロ4年目での初勝利となった。チームから発表されたマイカのコメントは以下の通り。
「この勝利はチームメイトとアルベルトに捧げる。僕たちにとってどれだけ大変だったかわかっているからね。でも、今日は僕たちがあきらめないことを証明した。過去4ステージ、僕たちはとても積極的だったし、今日はそれが報われた」
「僕はアルプスが好きで、特にひとつのステージでいくつも上りがあるのがね。長くハードなステージが僕に合っている。総合争いの選手たちを後ろに抑えるパワーがタンクに十分残っていたんだ。ここリズールで合宿していたから、この登りは知っていたし、どうやって上りに対応するかもね」
「僕はアルベルトを助けるために来たけど、突然、人生で初めてツール・ド・フランスのステージを勝ったんだ。本当に大きなことだけど、まったく予想していなかった。監督は山岳で脚を残すために1週目はゆっくりいこうと話していた。今日はそれがいいアイデアだったことが証明されたね」
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