そのジャイアント・シマノが、平坦ステージ用のピュアスプリントフォーメーションの解説図をツイッター上にアップしている。
これによると、まずレース序盤から残り20kmまでは「コントローラー」と呼ばれる選手が、逃げとの差をコントロールする。ツール初の中国人選手、ジ・チェンが任されている役割がこれだ。このときの平均速度は、40~45km/h。
次は位置取りを行う「ポジショナー」の2人が、チームを集団前方へと運び、その位置をキープする。これが残り2.5kmまで。
続いて「スピードパイロット」、「アクセレーレーター」と呼ばれる選手がトレインのスピードを上げる。残り500mからは「リードアウト」が60~65km/hまで加速し、残り200mで「スプリンター」、この場合はマルセル・キッテルを発射する。フィニッシュ時のスピードは65km/h以上に達するようだ。
これらのポジションはレースの状況や選手のコンディションによって、臨機応変に変更されているようだ。
第14ステージでコントローラーのひとり、ドゥリース・デーベニィンスがリタイアし、8人となったジャイアント・シマノだが、このフォーメーションがどのように機能するのか、第15ステージでの仕事ぶりに注目したい。
After today's mountains, the balance swings back to the sprinters tomorrow - a chance for the pure sprint formation pic.twitter.com/vzzjBr6CQT
Team Giant-Shimano (@GiantShimano) 2014, 7月 19