【ツール・ド・フランス14】悔し涙のジャック・バウアー「すごく近かったけど、すごく遠かった」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【ツール・ド・フランス14】悔し涙のジャック・バウアー「すごく近かったけど、すごく遠かった」

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悔しがるジャック・バウアー(ガーミン・シャープ)
悔しがるジャック・バウアー(ガーミン・シャープ) 全 12 枚 拡大写真
第15ステージ、ニュージーランド人のジャック・バウアー(ガーミン・シャープ)はスタートの旗が降られると同時にマルティン・エルミガー(IAMサイクリング)とともに逃げを打った。

一時は9分以上の差を開いたが、平坦ステージではスプリンターチームが遅かれ早かれ捕まえに来るのが予想されたシナリオだった。しかし、南フランスの強風、突然の豪雨、濡れた路面、終盤に連続するロータリー、そして逃げの2人が最後に残していた力が集団の計算を少しずつ狂わせていった。

ラスト1kmではまだ14秒の差があり、逃げ切りも成功するかに見えた。だが、背後から突進するスプリンターたちにまずはエルミガー、そしてラスト100mの表示を越えたところでバウアーが飲み込まれた。あと少しのところで勝利を逃し、ステージ10位でゴールしたバウアーは、あふれる悔しさ、涙を隠すことができなかった。

ツールの公式サイトに掲載されたバウアーのコメントは以下の通り。

「本当につらいし、残念だ。ツールのステージ優勝は子どものころからの夢だし、僕のようなアシストは、いつもは他の選手のために働いている。僕にとっては初めての逃げのチャンスだったし、たまたま風と天気のおかげで僕とマルティンは勝つチャンスがあると気づいたんだ」

「僕は疲れたふりをしたけど、まだパンチは残っていた。残り400mまで残していたんだ。パンチ力は残っていると思ったけど、ラスト50mで何も残ってないのがわかったよ」

「逃げと言うのは、他の180選手より強い選手の集団というわけじゃない。ただ飛び出すんだ。ステージ序盤はシャッフルで、位置取りとか、ハードな2日間を終えた後のモチベーションが大切だ。多くの選手がスプリントフィニッシュを望んでいたけど、僕たちには逃げることが重要だった。(エースの)タランスキーを失った後、最終週には僕たち向きのステージはあまり残っていない。今日は逃げ切りのギャンブルをしなければならない日だった。すごく近かったけど、すごく遠かったね」

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