【ツール・ド・フランス14】ツールで逃げるのはそう簡単じゃないと新城幸也
スポーツ
短信

レースは前半から激しい横風の中アタック合戦の末、まず12選手が逃げグループを形成。ヨーロッパカーからはケビン・レザがこの先頭集団に入り、レースは落ち着くかと思われた。しかし横風によりメイン集団は2つに分断。有力選手たちが次々と後続集団に取り残される中、リーダージャージのニーバリを守りたいアスタナがメイン集団のペースを引き上げ、逃げていた12名と45秒までタイム差を詰めた。ここで9選手が12人に合流し21名の先行グループができた。ヨーロッパカーからはトマ・ボクレールと、セリル・ゴチエ、そして、最初の逃げに乗っていたケビンと3選手を送り込むことに成功。
各チームのエース級の選手が含まれた21人の逃げグループは、メイン集団と最大11分まで差が広がり、レースは21人に託された。ラスト200km地点から登る最後の超級山岳に入り、レースは動く。21人の逃げ集団が上りに入って崩壊した。
山頂はマイケル・ロジャース(ティンコフ・サクソ)やボクレールらが先頭で通過し、ラスト20kmの下りに入た。下りに入たところでゴチエがボクレールに合流。ヨーロッパカーは残り20kmを切ったところで形成された先頭5名の中に2名含まれるという有利な展開となる。
ラスト5kmでゴチエがアタック、それに反応したロジャースがゴチエを突き放して単独トップに。そのまま逃げ切り優勝を飾った。ボクレールは2位。ゴチエは5位。
新城はエースのピエール・ローランをケアしながら最後の超級山岳に入り、16分21秒遅れの53位、総合は74位に上げた。
「チームとしても作戦通り逃げに選手を送り込めたけど、勝てなくて残念。惜しかった。上りの調子もよかったから逃げたかった。序盤から何度もトライしたけどツールで逃げるのはそう簡単ではない」と新城。
「明日は今日よりもっときついステージになりそうだけどチームも素晴らしいレースをしたし、自分の調子もいい。あと2ステージ、相性のいいピレネーで頑張りたい」
《》
≫貴重な水着ショットも披露!「もはや高校生には見えない」大人っぽい池江璃花子、沖縄・石垣島の海を満喫
≫ケンブリッジ飛鳥と滝沢カレンが似てる?リオ五輪時から密かに話題だった
≫レアル所属・中井卓大ってどんな選手?…「リアルキャプテン翼」と呼ばれた少年時代