【ツール・ド・フランス14】ピレネー決戦2日目に一番活躍したのは新城幸也
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
後続集団では、逃げに含まれていない有力選手たちのアシスト陣の激しい追い上げもあり、最初のカテゴリー1級山岳に入る途中で、タイム差は30秒ほどに詰まる。それを利用し、集団から14選手が新城らの逃げ集団に合流。ヨーロッパカーからは新城、さらに前日の敢闘賞セリル・ゴチエ、そして山岳のエース、ピエール・ローラン。この3人が先頭集団に含まれるといういい展開に持ち込む。
山岳に入り、22選手たちはさらにアタック合戦をはじめ、スタートしてから1時間の平均時速が50kmという山岳ステージとは思えない速度でレースが進む。ローランの区間優勝と総合成績のアップをねらうチームは、先頭集団からアタックしてタイム差が開きかけた選手たちを捕らえるため新城が先頭を引き続けた。
3つ目のカテゴリー1級山岳で新城はローランらの集団からは遅れてしまうが、新城の働きは「今日、ツールで最も働いたのは日本人」と言う見出しでフランスメディアに取り上げられるほどで、チームの監督をはじめ首脳陣から大きな評価を受けた。
最後のカテゴリー超級山岳で先頭集団に残ったローランはステージ6位で、総合成績も10位に。新城は60位でレースを終え、総合成績では70位に上がった。
「きつかった。でも、最初のアタックが決まってよかった。最後まで先頭の集団に残れていたら、敢闘賞だったかもね」と新城はゴール後に笑顔を見せた。
「連日、チームは全員がそれぞれの役割をきちんとこなし、山でもスプリントでも常に上位に選手を送り込んている。9人そろってチームがきちんと機能している証拠。今夜は少しでもダメージを回復し、明日の最後の山岳ステージをまた頑張る。明日のツールマレーも相性がいいしね」
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