【ツール・ド・フランス14】7分以上のリードを築いたニーバリ「ピレネーに足跡を残したかった」

今年のツールで最後の山岳決戦となった第18ステージ、マイヨジョーヌのビンチェンツォ・ニーバリ（アスタナ）は再びライバルたちを寄せ付けない走りを見せ、今大会ステージ4勝目を獲得した。

これで総合優勝争いで2位以下に対するリードを7分以上に広げ、第20ステージの個人タイムトライアルを前に十分すぎるほどのタイム差を築いた。ツール公式サイトに掲載されたニーバリのコメントは以下の通り。

「ステージ4勝できるなんてすばらしいよ。そんなことができるなんて信じていなかった。ゴールまでもうほとんどステージはないから、リードは大きいね。僕はすごく落ち着いているよ」

「ピレネーに足跡を残したかったんだ。昨日のステージを終えても、調子はよかった。だから、逃げとのタイム差を広げなかったんだ。自分が最強であることを証明する以上に、ステージを勝ちたかった。上りのタイムトライアルみたいに走ったよ」

「たぶん僕のアタックは早すぎたけど、クリス・ホーナー（ランプレ・メリダ）が加速したので、ステージ優勝が行ってしまうんじゃないかと恐れたんだ。チームメイトはステージ序盤から仕事していたから、ステージ優勝は彼らのおかげだよ」

「無線に少しノイズがあったので、タイム差はよく聞こえなかった。ニエベ（チームスカイ）がどれぐらい前で逃げているかわからなかったんだ。彼はすばらしい選手だから、捕まえられないのではと不安だったよ」