【ツール・ド・フランス14】第20ステージ速報、マルティンが得意のTTで今大会2勝目 ニーバリは総合優勝を確実に 総合2位はペロー
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ステージ優勝争いでは、オランダTT王者のトム・ドゥムラン(ジャイアント・シマノ)が好走を見せたが、トニー・マルティン(オメガファルマ・クイックステップ)には1分39秒及ばず暫定2位となった。
総合10位以内では激しい戦いが繰り広げられ、めまぐるしく順位が変動した。前日まで総合10位だったアイマル・スベルディア(トレックファクトリーレーシング)、総合9位だったレオポルド・ケーニッヒ(NetAppエンデューラ)はそれぞれ順位を2つずつ上げた。特にケーニッヒはステージ5位に入る力強い走りを見せた。
ロマン・バルデ(アージェードゥーゼル)は終盤のパンクが響き、わずか2秒差でティージェイ・バンガーデレン(BMCレーシング)に総合5位の座を奪われた。
15秒差の総合2~4位争いは、4位のアレハンドロ・バルベルデ(モビスター)はタイムが伸びず、順位はそのまま。一方、3位のジャンクリストフ・ペロー(アージェードゥーゼル)はチームメイトのバルデ同様にパンクを喫したものの、ティボー・ピノ(FDJ)を32秒差で逆転して総合2位をつかんだ。
最後にスタートした総合首位のビンチェンツォ・ニーバリ(アスタナ)はライバルたちの争いに影響されることなく、ステージ4位の好成績でゴール。危なげなくマイヨジョーヌを守り、自身初のツール総合優勝をほぼ確実にした。
ステージ優勝はTT世界王者のマルティンで、今大会2勝目、ツール通算4勝目。オメガファルマ・クイックステップにとっては今大会3勝目となった。
他のジャージもほぼ確定した。マイヨベール(ポイント賞)はペーター・サガン(キャノンデール)、マイヨブランアポアルージュ(山岳賞)はラファル・マイカ(ティンコフ・サクソ)、マイヨブラン(ヤングライダー賞)は表彰台圏内の総合3位につけるピノ。またツール全体を通したスーパー敢闘賞は、山岳ステージなどで5度に渡って逃げたアレッサンドロ・デマルキ(キャノンデール)に贈られることになった。
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