ベルキンのエース、モレマがトレックファクトリーレーシングへ移籍

トレックファクトリーレーシングは、ベルキンのバウク・モレマと2015～2016年の2年契約を結んだことを、8月5日、プレスリリースを通じて発表した。

モレマは27歳のオランダ人。2011年ブエルタ・ア・エスパーニャで総合4位、ツール・ド・フランスでは2013年総合6位、2014年総合10位の成績を残した。また、ツール・ド・スイス、バスク一周で総合3位以内に入った経験があり、ベルキンではステージレースのエースとして活躍してきた。

トレックファクトリーレーシングでも、不振のシュレク兄弟に代わってステージレースでの総合上位争いが期待されている。

モレマは「トレックファクトリーレーシングとのこのチャンスにとても満足している。このチームはプロトン内で評判が高いし、チームが僕に抱いている信頼を本当に感じることができる。バイクも僕にとって重要なファクターだった。バイクサプライヤーが所有しているチームだから水準が高いんだよ。このチームは、選手として成長できる場所をもたらしてくれると思う」と新天地に胸を躍らせている。

トレックファクトリーレーシングのルカ・グエルチネラGMは「ツール・ド・スイスのような1週間のレースでもグランツールでもバウクはGC（総合）ライダーとして安定した成長を見せている。上りのあるクラシックでも高いポテンシャルを持った選手だ。我々は彼を信じているし、彼の才能を伸ばす手助けをしたい」とモレマに期待を寄せている。